スターターボタンがないので、どうやってスタートさせるの?と聞くと、ドアを開けてシートに座るともう電源オン、つまりready to startなのだそうだ。スターターボタンあるいは単純にスタートさせるアイテムのないクルマは初めて乗った。
◆ミッドシップスポーツ史上もっとも快適、という唯一無二
◆スポーツカーとしての性能に妥協があるか
◆レーシングスーツよりもタキシードが似合う
車名『C5 X』の“X”は、セダン、ステーションワゴン、SUVのクロスオーバー……そんな意味に捉えてよさそうだ。『C5』自体が2015年に日本市場から消えて7年のブランクの後、新コンセプトのもと登場してきたモデルである。
◆EVへの「完全移行を宣言」したわけではない ◆EV専用アーキテクチュアを使う第3のモデル ◆圧倒的な加速感と優れた回頭性 ◆個体差?タイプによって異なる乗り心地
シトロエン『C5 X』はラインナップの中で最上位に位置するモデルだ。先代では『C6』が君臨していたが、それがいない今フラッグシップを担っている。だが、その名前を見てもらえればわかるように、新型は従来型の正常進化ではない。
ようやくタイミングが合って、1週間ほど1000km近く走らせることができた。今夏よりマイナーチェンジ版に切り替わっていた、アルピーヌ『A110 GT』だ。
◆他のSUVとは一線を画した毅然としたデザイン
◆ルート66でなくてもフードが見える安心感
◆タイムレスな感覚は今や貴重な存在なのかも
◆シトロエンらしいフラッグシップ『C5 X』
◆ハイドロファンには申し訳ないが
◆可変サスも搭載されるPHEVが本命か
◆プラットフォームはCクラスと共通
◆後席とラゲッジスペースを拡大
◆乗り味は「新鮮」より「熟成度が増した」
◆安心感の高いハンドリング
◆純粋に走りを楽しみたいユーザーがいる
◆紆余曲折の末に誕生したA110、そして「GT」の実力
◆欲求を満たすためだけに箱根へ
◆パワーと快適性を両立させたGTはイチ押しグレード