勝手に「砂漠色」と名付けた、「ベージュサハラ」のボディをまとうルノー『グランカングー』は、一目見た姿からダックスフントを連想させた。
昔も今も、高性能車というのは存在する。でも今と昔が決定的に違うのは、昔のクルマはそれなりに、ドライバーへの我慢を要求したことである。
ルノーのSUV系では『キャプチャー』の上位モデルに位置づけられるこの『アルカナ』。ホイールベースはキャプチャーより80mm長い2720mmとし、他ブランドでも見かけるクーペルックで、実用性+αのスタイリッシュさにもこだわったモデルでもある。
ここまで問わず語りに、しかも饒舌に語りかけて来るデザインも珍しいのではないか。この冬、トリノで試乗してきたフィアット『グランデパンダ』のことだ。
年初から惜別シリーズというわけではないが、惜しまれつつ市場から消えていくクルマに乗っている。
◆70万円切りで登場したAMT搭載の250
『ドーディチチリンドリ』、『F80』、『849テスタロッサ』と2024年くらいから活発になっているフェラーリ。サーキット走行を前提に開発されたハイパワーなモデルが目立っている。とはいえ、それよりもユーザーフレンドリーなラインナップも用意する。
フィアット初のBEVとして『500e』の日本仕様が発表されたのが2022年4月(発売は同年6月から)。もともと直接のライバルが存在しない希少車だが、街中で見かけると、いかにも「チンクだからこのクルマを選んだ」といった風のコダワリ派のオーナーが乗っている印象だ。
EVメーカーとして日本上陸を果たしたBYDが、満を持して日本市場に投入したPHEVモデルがこの『シーライオン6』である。
今でも年間に最低でも60台くらいは、試乗車に乗る。しかし、出て来るクルマはマイナーチェンジを含めれば、そんな数では済まない。