『RC300h』のF SPORTの車重は1740kgで、前後軸重は870 / 870kg。ラゲッジスペースルーム床下にハイブリッド駆動用バッテリーを積むこともあり、このバランスが実現されている。
北米を始め、海外に軸足を置くトヨタの世界戦略車。『カムリ』は、どちらかといえば、トヨタ車のヒエラルキーにとらわれない、独自のポジションにあるセダンで、それは今も変わらない。
『レヴォーグ』は日本市場に向けて専用に開発された。最近は米中市場に向けて開発したクルマをついでに日本でも売るようなクルマが増えているが、あえて日本専用に開発するという心意気は、大いに好感が持てる。ステーションワゴンボディという点にも好感が持てる。
『WRX S4』は、いわば『レヴォーグ』のセダン版だ。ただし1.6GTの設定はなく2.0GTのみで、このこととWRXのネーミングが“高性能セダン”であることを主張している。
3代目スバル『レガシィ』はセダンの『B4』とステーションワゴンの『アウトバック』の2車種。ホイルベースは先代と変わらないものの、全幅は1840mmとそれぞれ、60、20mm広く、全長は60、25mm長くなった。荷室もそれぞれ広くなりユーティリティ性も高まっている。
全長で+50mm、全幅で+60mmそれぞれ先代よりボディサイズが拡大したセダンの『レガシィB4』。新型は肩口が張っていた先代より、エレガントな佇まいに好感がもてる。
デザインはエレガント、かつダイナミック。他の欧州のクーペと比較してもユニークで独自性がある。それだけでもレクサス『RC』を選択する理由はあるだろう。
トヨタのライトバン、『プロボックス』『サクシード』がビッグマイナーチェンジ。試乗の機会を得てサクシードに乗った。
“F”の頂点に君臨するのが『LFA』だ。が、『RC F』は、それより身近とはいえ、存在感、走りの手応えは、やはり並々ならぬものだ。
フロントに1個、リア左右輪に1個ずつの、計3個の電気モーターを装備する電動4輪駆動の新型ホンダ『レジェンド』。この複雑なシステムの最大の目的は、駆動力配分によってクルマのコーナリング能力を上げるという。