2001年4月、静岡県袋井市で79歳の男性が運転するクルマが誤って農業用ため池に転落して死亡した事故で「管理者の袋井市が安全対策を怠った」として総額6200万円あまりの損害賠償を求めた民事訴訟の判決が3日、静岡地裁浜松支部で言い渡された。
国土交通省・四国運輸局は2日、安全担当の役員が飲酒運転起因の事故を引き起こした運送会社に対し、貨物自動車運送事業法に基づいて同社の3支店が保有する事業用車両各1台を10〜25日間の使用停止にする行政処分を行ったことを明らかにした。
パチンコに夢中になって生後9カ月の長男を駐車場に置いたクルマの中に9時間近くも放置し、熱中症で死亡させたとして重過失致死罪に問われた25歳の女に対する判決公判が長野地裁飯田支部で行われた。禁固2年(執行猶予3年)の判決が言い渡されている。
扇千景国交相は、日本道路公団の「別納割引制度」を見直す方針を明らかにした。この制度は、トラックやバス事業者などの大口ユーザーを想定したものだが、ダイレクトメールなどで会員を募って割引を受けるケースが目立ち、道路関係4公団民営化推進委員会の猪瀬直樹氏も見直しを求めていた。
国土交通省は、自動車検査証(車検証)に検査時の走行距離を盛り込む方針を正式に決め、3日に関係改正省令を公布した。来年1月からの実施となっている。公文書である車検証に走行距離が記載されることで、メーターを巻き戻す悪質な中古車販売店に対する抑止効果が期待できそう。
自民党オートバイ議員連盟はこのほど、高速道路でのオートバイ2人乗りが来年の半ばに解禁されるとの見通しを明らかにした。警察庁が「現在、2人乗りの是非を判断するための実証実験を行っており、9月にも終了する」と説明したのを受け、内閣が与党の承認を受けて法律を国会に提出する方向だという。
JR系列のバス会社であるジェイアールバス関東と西日本ジェイアールバスは2日、東京〜大阪間を運行する夜行高速バスに女性専用車両を設定し、今月18日から上下1便ずつを運行することを明らかにした。
愛知県警は2日、先月23日に愛知県新城市内の東名高速で発生した多重衝突事故の容疑者として逮捕した35歳のトラック運転手の男が「事故当日の記憶が定かではない」という内容の供述を繰り返していることを明らかにした。
後方から猛スピードで迫り、何度も追い越しを挑んだことで「自分にケンカを売っている」と信じ込み、故意に急ブレーキを掛けて衝突事故を誘発し、後続車のドライバーを死亡させたことで殺人の罪に問われた男の判決公判が2日、静岡地裁で開かれた。
1995年1月に発生した阪神・淡路大震災で阪神高速・神戸線の高架橋脚が倒壊し、当時51歳の男性が死亡したのは「橋脚に施工ミスが生じ、必要な強度が確保されていなかったからだ」と、阪神高速道路公団を相手に訴えた民事訴訟の控訴審が今月2日から始まった。