スズキ『GSX-8S』とヤマハ『MT-09』の2台を、街中の同じ条件下で走らせてみた。スペックや装備の少々のズレがあるモデルだからこそ、それぞれの魅力や得意とする場面がわかりやすい試乗だった。
MTシリーズの中核とも言える「MT-09」が、2024年3月にモデルチェンジを受けた。その後、「MT-09 SP」(2024年7月)、「MT-09 Y-AMT」(2024年9月)とラインナップを拡大してきたわけだが、今回あらためてスタンダードモデルに試乗。そのフィーリングを体感してみた。
2024年10月26日(土)、ヤマハ発動機は、全日本ロードレース選手権最終戦が開催されている鈴鹿サーキットで新型スーパースポーツ「YZF-R9」を発表した。まったく新しいそのモデルは、どのような背景で生まれたのか? その詳細をお届けしよう。
2023年3月に発売されたスズキのニューモデルが『GSX-8S』だ。価格もスペックも手頃なロードスポーツとして注目を集め、若々しいデザインによって、新たなユーザー層を開拓している。そんなGSX-8Sの乗り味をあらためて体感してみた。
スズキは、250ccクラスのアドベンチャーモデルとして、「Vストローム250」(66万8800円)と「Vストローム250SX」(56万9800円)の2機種をラインナップしている。ネーミングは似ていても、エンジンも車体もまるで異なる2台を乗り比べると、どんな違いがあるのか。モーターサイクルジャーナリストの佐川健太郎と伊丹孝裕の2人が、それぞれの魅力を語る。
前回記した「スズキVストローム250」の試乗記では、その有り様を「よそはよそ。うちはうち」という昭和のおかん的スタンスで作られている、と評した。そんなVストローム250は2017年に誕生し、以来、言われても気づく人は少ない「髪、切った?」くらいの微妙な仕様変更で今に至っている。
「よそはよそ。うちはうち」というのは、昭和のおかんが子どもに放った常套句である。ほとんどの場合は、しょーもないもののためにびた一文出したくない、おかんのケチさゆえの言葉だが、まれに確固たる信念がそこにあったりする。
『GSX-8S』と兄弟関係にあるフルカウルのスポーツモデル『GSX-8R』に試乗。アグレッシブな見た目とは裏腹に、そのエンジンフィーリングやハンドリングは、日常使いからツーリングまで難なくこなすオールラウンダーだった。
ヤマハ発動機から登場した話題のモデル「」(万円)に試乗。年代へのオマージュがそこかしこに散りばめられ、“あの頃”を知る世代はもちろん、若者からの注目度も高い最新スポーツヘリテイジのハンドリングとは
ヤマハ発動機から間もなく登場する、新たなスポーツヘリテイジモデルが『XSR900GP』だ。インタビュー後編では、ベースになった『XSR900』とは大きく異なるライディングポジションのことを中心に、各部に施された変更点へのこだわりを聞いてみた。