ふり返れば、『e-tronスポーツバック』と名のっていた頃は、A、Q、S、SQにRSらに代表されるアウディのラインナップ・ロジックのどこにも属さないで「e-tron」であること、つまりBEVであることを強く主張している分、とっつきにくかった覚えがある。
11月中旬、横浜のコンチネンタル・ジャパン本社にて、来日したジル・マビーレCTOによるメディア向けラウンドテーブルが行われた。
◆バーチャルビークルの開発プロセスを効率化する「VIRTO」
◆自動運転や電動車開発の課題に対する「CarMaker」のソリューション
◆費用対効果を高めた拡張バリエーションも
◆高まるニーズに幅広く対応
自然界にある珊瑚のフローパターンに着目して流路設計された「バイオニック バッテリー クーリングプレート」をはじめ、数々の温度管理コンポーネンツや、磁石フリーで非接触型の「SCT(スーパー・コンティニュアス・トルク)モーター」、さらには商用車・乗用車の水素エンジン用ピストンや高圧インパクタなど、ジャパンモビリティショー2023において、マーレジャパンは幅広く野心的なポートフォリオを披露した。
古くからボルボはスカンジナビアン・デザインであることを静かに主張してきたが、現行の『XC90』に始まる世代からとりわけ強く強調するようになった。しかし新型BEVとして登場した『EX30』は、さらにボルボのデザイン・ランゲージを一新してきたように見える。
「実質400万円台から買えるボルボ」として8月に日本でも発表され話題となった、新型電気自動車(BEV)の『EX30』。販売開始を前に、スペインで試乗が叶った。価格も含め「日本にちょうどいい」ことをアピールするボルボだが、果たしてその実態は。
イタリアンGTの老舗にして名門、マセラティにも『レヴァンテ』と『グレカーレ』という2車種のSUVが存在する。だが、その独特の存在感というかマセラティのSUVが放つ強烈な個性には、やはり確たる理由がある。
いうまでもなくマセラティは名門の自動車メーカーだが、名門たる条件は、ただ名車を多々輩出しているだけにとどまらない。レース・エンジニアリングに特化したメーカーであり、黎明期のF1やル・マンを瞬く間に制したことが何よりの証左だ。
◆ティア1からティア0.5へ、ZFの次世代技術
◆キュービックスによる統合制御の完成度
◆eBeam Axel搭載のピックアップトラック
◆車体をアクティブ制御するサスペンション
◆「アダプティブ感応式」のエアバッグ
ドルフィンを目の前にしていると、ローカル規格の軽EVではない、グローバル規模で展開する非プレミアムの普及型BEVとして、限りなく日本市場では初物に近い選択肢となることが察せられる。