旅の足としたのが『718 ボクスター GTS』。昨年秋に発表され、この春に上陸したばかりの話題のモデルだ。というか、試乗車はデリバリーが開始されたばかりのおニュー。ポルシェ好きなら誰もが早くステアリングを握りたいと思ってしまうシロモノである。
このクルマは新しいコンセプトからなる。3列シートはミニバン風でもあり、スタイリングはステーションワゴン風でもあるからだ。
新型マスタングの目玉はなんといっても2.3リットル直4ターボ。フォード的にいうところの“エコブースト”だ。直噴化された高効率ユニットでパワーを出しながら省燃費性を高め二酸化炭素の低減を実現する。
『WRX STI』 と『WRX STI Type S』 をFSWの本コースで走らせた。クルマの性格とパフォーマンスを体感するのにじつにいいシチュエーションである。とはいえ、ここはひとつ冷静にテストドライブしなければならない。こういうところでは“自分との戦い”に落ち入りがちだ。
ボクらのメルセデスに対する期待は大きい。長年自動車を評価する仕事に携わっているが、そのベンチマークとなるのがこの“ドイツの雄”だからだ。
じつは最近のマツダ車にかなり興味がある。特に『アテンザ』のデザインは秀逸だと思う。日本もそうだが海外でその姿が視界に入ると必ずと言っていいほど目で追いかけてしまう。リアエンドに付く『マツダ6』のエンブレムを見送りながら、マツダに対する期待が膨らむ瞬間だ。
『エコスポーツ』のステアリングを握って感じるのは、このブランドのクルマづくりがうまいということだ。キネティックデザインと呼ばれる動(物)的なカタチが好きとかキライとかは別として、走らせると基本骨格が高いレベルで出来ていることがわかる。
結論から言うと、フィエスタはかなりマニアックなクルマに仕上がっている。フォードブランドのBセグメント(コンパクトカー)というポジションもそうだし、997cc、3気筒という直噴式ターボユニットもそうだ。
フォードのグローバル戦略車というだけあり、中身を『フォーカス』と共有するなどいろいろな工夫のあとが見える。
今年の配点はレンジローバー『イヴォーク』に10点を投じました。