『エコスポーツ』のステアリングを握って感じるのは、このブランドのクルマづくりがうまいということだ。キネティックデザインと呼ばれる動(物)的なカタチが好きとかキライとかは別として、走らせると基本骨格が高いレベルで出来ていることがわかる。
結論から言うと、フィエスタはかなりマニアックなクルマに仕上がっている。フォードブランドのBセグメント(コンパクトカー)というポジションもそうだし、997cc、3気筒という直噴式ターボユニットもそうだ。
フォードのグローバル戦略車というだけあり、中身を『フォーカス』と共有するなどいろいろな工夫のあとが見える。
今年の配点はレンジローバー『イヴォーク』に10点を投じました。
このクルマは「E250CDI」に搭載される4気筒ディーゼルエンジンをベースに仕上げたハイブリッド車。なので、スタートや故意的なEVモード時以外はディーゼル車として付き合うことになる。
目の前に現れた『6シリーズ グランクーペ』は確かに美しいと思えた。クーペやカブリオレの持つスタイリッシュなイメージをそのままに、しっかり4つのドアが備わっている。感心したのはそれが至極自然だということ。
5mを超える全長に2リッター直4エンジン。すでに発表されているように、『エクスプローラー』はV8を持たず、3.5リッターV6とエコブーストと呼ばれる直4ユニットのみとなった。で、その走りは……まずもって抜かりなし。
すべての組み合わせを乗ったわけではないが、17インチタイヤを履いたMT車を一番楽しく、気持ちよく動かすことができた。
今年のCOTYでは、ボルボ『S60/V60』に10点、日産『リーフ』に次点を与えました。
『エクスプローラー』というクルマの出来が悪いわけがない。というのも、こいつはSUVでは全米No.1の人気モデルで、絶好調のときは年間40万台以上売られていた。つまり、フォードのドル箱であり、その出来次第で会社の経営状態が変わるほど大事なモデルなのだ。