大震災による思わぬ余波が見えてきた。ドイツを本拠とするメルクは、自動車分野では塗料用の顔料を塗料メーカーに供給するグローバルな化学品メーカー。その日本支社の小名浜工場(福島県いわき市)が地震で被災し、操業停止に追い込まれた。
「成功した初代のモデルチェンジは難しい」という自動車業界の教訓を、2代目『ヴィッツ』は見事にクリアした。「2代目で身上をつぶす」という世間の教えをクリアすることが、新型ヴィッツに課せられた使命だ…としたら、さぁ、どうだろう?
東日本大震災の本震のとき、筆者は日産『リーフ』の試乗中だった。横浜の日産本社から高速で三浦半島を南下。観音崎で折り返し、また高速を経て逗子から一般道で鎌倉に向かう途中、信号機が消えていて異変に気付いた。
なにしろ875ccで2気筒である。ターボのおかげで加速は力強いが、いくらバランスシャフトを備えるとはいえそれなりに振動する。
超低価格車のナノでお馴染みのインドのタタが、今回ジュネーブで『ピクセル(Pixel)』というコンセプトカーを披露した。垂直に立つように開くドアに目を惹かれて近づいてみると、これがなかなか面白い。
自宅に充電設備を用意できる人がどれだけ増えるか? プラグインHVもEVも、未来はそこにかかっている。
正直なところ、今年は10ベストの開票前から“『CR-Z』と『ポロ』の一騎打ち”だろうと予想していたので、当初の悩みは「どちらを10点にするか」だった。
ホンダ『フィットHV』にとって、最大の売りは「フィットである」ということだ。
メーカー/インポーターは「クロスオーバー」と言うけれど、これ、「○○とSUVを融合したクルマ」とは思えない。ボディ前後の裾にスキッドプレート風のシルバー加飾を備えるのが、SUV的な逞しさの唯一の演出だ。
『アクセラ』『ビアンテ』に続いて採用したアイドルストップ「i-stop」は、新型『プレマシー』でも売りのひとつだ。ただしマツダのシステムは、ホンダの『インサイト』『CR-Z』に比べるとエンジンが止まる状況がやや限られている。