このテのクルマを購入する人は、やはり「一番高いのちょうだい」と言うんだろうか。
初代『ティアナ』が登場したときのコンセプトは「奥様を気遣うことのできる男性」とかなんとかだったはずで、ゆえに助手席にオットマンが装着された。
日本の道からMT車が激減したのは、クルマが移動の道具に成り下がったからだ。しかし『コペン』は違う。操るための乗り物。操作ひとつひとつが、楽器を奏でるための手指の動きが決まったときと同じように心躍らせてくれる。
軽量化のために、アルミ化が進むクルマ業界。新型『Cクラス』もボディのアルミ率を高め、先代比-70kgのスリム化である。この効果を最初に感じるのはドアを閉めたときだ。
まいったなあ。走りはじめたとたん、ぐにゃりとする乗り心地に、全身が一瞬、拒絶反応を見せる。クルマたるもの、ボディ剛性が大事だというのに、なんなのだ、このガタガタでよれよれな感じは。
『レヴォーグ』に装着された、「アイサイト Ver.3」について注目したい。他社がレーザーやレーダーで障害物を認識するのに対し、唯一、ステレオカメラを使った性能のよさで勢いに乗るスバルである。
スバル入魂の『レヴォーグ』である。走りはもちろん、インテリアもエクステリアも徹底的にやりました! と言うけれど、ちょっと待った。インテリアは、もう一声がんばって欲しいの思うのは、きっと私だけではないだろう。
女性のハートに刺さりまくり(イワサダ調べ)の『Aクラス』。さらにプラスαでSUVテイストときたら、『GLA』はもう直球ど真ん中である(イワサダ調べ)。
肩からセーターを背負っている男性と、後ろにタイヤを背負っているクルマを見ると、なんとなくしょっぱい気分になるのは私が最新の感覚にアップデートできないせいなのか。
ディーゼルのよさは燃費。一方、スポーティな走りに寄せる期待も高い。