全長3655mmと、軽自動車+30cmものさし一本弱という『パンダ』は、どう見ても街乗り向きである。
パッケージングの★が2って怒られそうだな。だっておデブなんだもの。昔話を懐かしむのは好きじゃないけれど、でもやっぱり『スカイライン』はアメリカおじさんの好みに合わせてグラマラスに全身整形した美女みたいだ。
樹脂製の屋根を見て胸をなでおろす。オープンカーに対してはそれぞれ意見もあるだろうが、私はだんぜん、幌じゃなくハードタイプ派だ。
このテのクルマを購入する人は、やはり「一番高いのちょうだい」と言うんだろうか。
初代『ティアナ』が登場したときのコンセプトは「奥様を気遣うことのできる男性」とかなんとかだったはずで、ゆえに助手席にオットマンが装着された。
日本の道からMT車が激減したのは、クルマが移動の道具に成り下がったからだ。しかし『コペン』は違う。操るための乗り物。操作ひとつひとつが、楽器を奏でるための手指の動きが決まったときと同じように心躍らせてくれる。
軽量化のために、アルミ化が進むクルマ業界。新型『Cクラス』もボディのアルミ率を高め、先代比-70kgのスリム化である。この効果を最初に感じるのはドアを閉めたときだ。
まいったなあ。走りはじめたとたん、ぐにゃりとする乗り心地に、全身が一瞬、拒絶反応を見せる。クルマたるもの、ボディ剛性が大事だというのに、なんなのだ、このガタガタでよれよれな感じは。
『レヴォーグ』に装着された、「アイサイト Ver.3」について注目したい。他社がレーザーやレーダーで障害物を認識するのに対し、唯一、ステレオカメラを使った性能のよさで勢いに乗るスバルである。
スバル入魂の『レヴォーグ』である。走りはもちろん、インテリアもエクステリアも徹底的にやりました! と言うけれど、ちょっと待った。インテリアは、もう一声がんばって欲しいの思うのは、きっと私だけではないだろう。