カスタムというと、やんちゃな走り系という印象が強かったけれど、走りと上質を掛け合わせた「ハイパー」が設定された。走りと高級感をバランスさせたこの新たなグレードは要チェックだ。
あまりにもふつうで、びっくりのトヨタ『MIRAI』である。燃料電池車と聞いて、宇宙船にでも乗り込むつもりで緊張した自分が情けない。未来のこどもたちは、燃料電池が当たり前と思って生活することを考えると、昭和生まれの化石燃料世代は、まさに化石と呼ばれそうだ。
今回のムーヴは本気だ。これまでの軽自動車は、ダウンサイザー対策と言いつつも、やってもデザインとか、インテリアの質感とか、ハンドルやシフトレバーの操作感というところで止まっていた。しかし、ついに根幹とも言える乗り心地に着手してきたのである。
やばいくらい広い『ウェイク』である。運転席に座ったとたん、ふりそそぐ日差しが車内のすみずみにまで入り込み、サンルームのなかにいる気分だ。運転席の前にあるフロントウィンドウからの景色といったらどうよ? どこかの展望台からながめているような気分にすらなる。
売れ筋ミニバン、『ヴォクシー』『ノア』の末弟として登場したものの位置づけとしては高級グレードになり、兄弟下克上の『エスクァイア』である。
レクサスの魅力はインテリアにあり。今回は使い勝手チェックである。試乗した「バージョンL」の明るい色調の竹をイメージした車内のしつらえは、ドアを開けたところから気分が上がり、そして癒される。
BMW『2シリーズ アクティブツアラー』は、BMWらしい細マッチョなデザイン。鍛えられた筋肉の上にうっすらと必要最低限の脂肪が覆った様子は、水泳選手の美しさに通じるものがある。
どんどん大きくなるスバル『レガシィ』である。全長4795mmって、すっかりアメリカン・サイズ。「スポーツセダンなB4だけは別」と恋心を寄せていた私ですら、三行半を突きつけたい思いだ。
MINI『ハッチバック』に5ドアが登場し、立ち位置が微妙になった『クロスオーバー』だが、魅惑的なディーゼルが登場してきた。
ガソリンエンジンの『up!』よりいいかも。第一印象はこれである。3気筒エンジンのスカスカ音(失礼)に、輸入車に期待する高級感が打ち砕かれるとしたら、『e-up!』で実現する電気モーターの静かな空間はかなりな高級感なのである。