パンタグラフがない“電車”…JR東海の次期特急型HC85系、2022年度から量産へ 8枚目の写真・画像

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日本車輛製造で落成した当時のHC85系量産先行車。クモハ85+モハ84+モハ84-100+クモロ85の4両編成で、形式名からもわかるとおり、同車は電車だ。気動車と比べて35%程度燃費が向上しており、一体成型車体により重要溶接部を削減し安全性も向上。列車の逸脱を抑制して対向列車との衝突を防ぐ、踏切用逸脱防止ストッパも設けられる。最高速度は120km/h。
《写真提供 日本車輛製造》 日本車輛製造で落成した当時のHC85系量産先行車。クモハ85+モハ84+モハ84-100+クモロ85の4両編成で、形式名からもわかるとおり、同車は電車だ。気動車と比べて35%程度燃費が向上しており、一体成型車体により重要溶接部を削減し安全性も向上。列車の逸脱を抑制して対向列車との衝突を防ぐ、踏切用逸脱防止ストッパも設けられる。最高速度は120km/h。
HC85系のシンボルマーク。
《写真提供 日本車輛製造》 HC85系のシンボルマーク。
キハ85系気動車に採用している液体式の現行方式(右)とHC85系に搭載されるハイブリッド方式の違い(左)。ディーゼルエンジンを駆動用に使う気動車と異なり、アイドリングストップにより静寂性を保つことができるほか、変速動作がないため乗り心地が向上する。
《資料提供 東芝インフラシステムズ》 キハ85系気動車に採用している液体式の現行方式(右)とHC85系に搭載されるハイブリッド方式の違い(左)。ディーゼルエンジンを駆動用に使う気動車と異なり、アイドリングストップにより静寂性を保つことができるほか、変速動作がないため乗り心地が向上する。
キハ85系と比較した乗り心地性能。二重床構造の採用、防振ゴムの二重化と取付位置の変更などの工夫が凝らされている。方向ごとに軸バネの硬さを変えることができる構造も採り入れ、上下動や左右動を軽減する。
《資料提供 東海旅客鉄道》 キハ85系と比較した乗り心地性能。二重床構造の採用、防振ゴムの二重化と取付位置の変更などの工夫が凝らされている。方向ごとに軸バネの硬さを変えることができる構造も採り入れ、上下動や左右動を軽減する。
特急型車両のトレンドを採り入れた車内設備。WiFiも備えられる。
《資料提供 東海旅客鉄道》 特急型車両のトレンドを採り入れた車内設備。WiFiも備えられる。
HC85系の車両制御装置。パワーユニットのほか、バッテリーも収納している。
《写真提供 東芝インフラシステムズ》 HC85系の車両制御装置。パワーユニットのほか、バッテリーも収納している。
より耐久性が高くなったHC85系運転台の主幹制御器。「マスターコントローラー」(いわゆるマスコン)と呼ばれる速度制御機器で、左手操作によるブレーキを兼ねたワンハンドル式。
《写真提供 東芝インフラシステムズ》 より耐久性が高くなったHC85系運転台の主幹制御器。「マスターコントローラー」(いわゆるマスコン)と呼ばれる速度制御機器で、左手操作によるブレーキを兼ねたワンハンドル式。
HC85系のハイブリッドシステムのバッテリーに使用されるリチウムイオン二次電池「SCiB」。
《写真提供 東芝インフラシステムズ》 HC85系のハイブリッドシステムのバッテリーに使用されるリチウムイオン二次電池「SCiB」。
HC85系のハイブリッドシステムに使用する全閉式永久磁石同期発電(PMSG)。
《写真提供 東芝インフラシステムズ》 HC85系のハイブリッドシステムに使用する全閉式永久磁石同期発電(PMSG)。
HC85系のハイブリッドシステムに使用する全閉式永久磁石同期モーター(PMSM)。
《写真提供 東芝インフラシステムズ》 HC85系のハイブリッドシステムに使用する全閉式永久磁石同期モーター(PMSM)。
高山本線を走るキハ85系。1989年2月にデビューしてから30年以上が経過しており、近い将来、HC85系に置き換えられる模様。
《写真提供 写真AC》 高山本線を走るキハ85系。1989年2月にデビューしてから30年以上が経過しており、近い将来、HC85系に置き換えられる模様。

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