ロールスロイス、1台限りの『ファントム・ハミングバード』発表…史上初の「アワビ貝の真珠層」マルケトリー採用

・ロールス・ロイス史上初となるアバロンシェル(アワビ貝の真珠層)を用いたマルケトリーを採用したファントム・エクステンデッドのプライベート・コミッション「ファントム・ハミングバード」が発表された。

・ハチドリのモチーフは53片、植物モチーフは84片のアバロンシェルとマザー・オブ・パールで構成され、3つのパネル全体の制作には合計45時間を要した。

・ロールス・ロイス・プライベート・オフィス・ドバイがキュレーションを手掛け、顧客の妻へのオマージュとして製作された一台限りのビスポーク作品だ。

ロールスロイス『ファントム・ハミングバード』
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ロールス・ロイス・モーター・カーズは、『ファントム・エクステンデッド』をベースとするプライベート・コミッション「ファントム・ハミングバード(Phantom Hummingbird)」を発表した。

【画像全9枚】

本作は顧客の妻へのオマージュとして製作され、ロールス・ロイス・プライベート・オフィス・ドバイがキュレーションを担当した。喜びやしなやかな強さ、そしてあらゆる瞬間の中に美を見出す力を象徴するハチドリにちなんで命名されている。

■ロールス・ロイス史上初のアバロンシェル・マルケトリー

ロールスロイス『ファントム・ハミングバード』ロールスロイス『ファントム・ハミングバード』

最大の特徴は、ロールス・ロイス史上初めてアバロンシェル(アワビ貝の真珠層)を用いたマルケトリー(木象嵌)を採用した点だ。アバロンシェルは貝殻内側の真珠層が光を受けて青緑色の光沢を放つ素材で、マザー・オブ・パールと組み合わせることでハチドリの羽の虹彩色を表現している。

マルケトリーは2種類のデザインで構成される。左右のピクニック・テーブルには飛翔するハチドリが描かれ、それぞれ53片のアバロンシェルとマザー・オブ・パールで構成、翼部分だけで18片が使用されている。リア・ウォーターフォール・パネルには84片から成る植物モチーフが広がる。

エクステリアのコーチラインには手描きのハチドリがあしらわれ、作品のテーマを象徴的に完成させている。

■9か月以上の開発期間と45時間の制作

構想から完成まで9か月以上を要した。アバロンシェルは非常に薄く割れやすい素材であるため、適切な技法を確立するまでに6回の試作が必要だった。

各パーツはレーザー加工時の微細な焼損分を考慮し、完成寸法より0.06mm大きくレーザーカットした後、職人が手作業で正確な形状に仕上げる。ラッカー仕上げを施すことで素材本来の美しさと耐久性を両立させた。3つのパネル全体の制作時間は合計45時間に及ぶ。

■インテリアとエクステリア

ロールスロイス『ファントム・ハミングバード』ロールスロイス『ファントム・ハミングバード』

インテリアのベースには「アッシュ・バール」を採用し、ピクニック・テーブルのモチーフには同一原木から切り出した「シルバー・バーチ」を使用。シートは「クリーム・ライト」のレザーに「モカシン」と「タン」のディテールを組み合わせ、足元には「シーシェル」カラーのカーペットとスターライト・ヘッドライナーを配した。

ボディはツートーン仕上げで、下部に「ワイルドベリー」、上部に「ホワイト・サンズ」を採用。2色の境界を彩るコーチライン上にハチドリが描かれ、自然のテーマを車全体で表現している。

《森脇稔》

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