ミライズエネチェンジ、高松空港駐車場にEV充電インフラを整備

高松空港旅客ターミナルビル前の空港駐車場において、6kW普通充電器「EV充電エネチェンジ」を8口設置
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中部電力とエネチェンジの合弁、ミライズエネチェンジは12月1日、高松空港旅客ターミナルビル前の空港駐車場に6kW普通充電器「EV充電エネチェンジ」を8口設置したと発表した。

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近年の電気自動車(EV)利用者の増加に伴い、政府は2050年のカーボンニュートラル実現に向け、2030年までに全国で30万口のEV充電器設置を目標としている。高松空港では2024年度に過去最高の旅客数213万人を記録し、今後さらにEV利用者の増加が見込まれるため、両社は連携して充電インフラを拡充した。

ミライズエネチェンジの柘野社長は「高松空港の駐車場に普通充電器を設置でき、地域と訪問者が安心してEVを利用できる環境づくりに貢献できる」とコメントした。一方、小幡社長は「駐車時間を有効活用でき、より利便性の高い空港を目指す。今後も地域と連携しインフラ整備を進める」と語っている。

充電器は「チャージ2」モデルで、認証はEV充電エネチェンジアプリのほか充電カード、TOYOTA Wallet、ENEOS Charge Plusに対応。最大出力6kWで一般的な3kW充電器の倍速充電が可能。Type1規格のコネクタを採用しほぼ全てのEV・PHEVに対応するが、テスラ車は変換アダプターが必要である。定格電圧はAC200V、ケーブル長は約5mだ。

「EV充電エネチェンジ」はミライズエネチェンジが2025年3月から展開するEV充電サービスで、日本全国の商業施設や宿泊施設、オフィス、マンションに設置された3kWまたは6kWの普通充電器を利用可能。充電器の設置口数は認証アプリ提供サービスで国内最多であり、無料アプリは充電器の空き状況確認から決済までをサポートする。2025年9月時点でダウンロード数No.1という。

また、月額2980円の定額プラン「エネチェンジパスポート」では日中時間帯に何度も充電が可能で、自宅に充電設備を持たないEV利用者にメリットがある。

高松空港は2018年4月の民営化以降、国内外との連携を強化し、安心・安全・快適な空港運営を進めている。2024年12月には国際線ターミナルの増改修計画を発表し、2027年春のグランドオープンを目指している。

今回の取り組みにより、地域社会と訪問者に新たな価値を提供し、脱炭素社会の実現に向けた持続可能なまちづくりに寄与していく。

《森脇稔》

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