ダイナミックマッププラットフォームは、10月30日から31日にインテックス大阪で開催される「第5回 デジタル化・DX推進展(ODEX)」内の「自治体デジタル化 支援EXPO」に出展すると発表した。同社のODEX出展は今回が初となる。
ODEXは、デジタル化を推進したい自治体と、DX推進により営業組織や経営基盤の強化、バックオフィスの業務効率化、働き方改革を実現したい企業に向けたBtoB展示会。「自治体デジタル化 支援EXPO」では、自治体における業務効率化や住民サービスのデジタル化などを推進する様々なソリューションが展示される。
同社はブース番号11-32で、高精度3次元データや高精度3次元点群データの閲覧サービス「3Dmapspocket」、除雪支援システム「SRSS」、高精度3次元地図データを活用した交通シミュレーションなどを展示する。
「3Dmapspocket」は、高精度3次元点群データを使い、道路や周辺構造物などの閲覧・計測が可能なサブスクリプション型のWebサービス。センチメートル単位で空間情報を把握でき、現地に行かずともWeb上で計測作業が実施できる。現在は交通事故調査やインフラ管理における業務効率化などで活用されており、地域の洪水等の自然災害や事故多発エリアのシミュレーションなど、幅広い分野での活用・地域貢献が期待される。
除雪支援システム「SRSS」は、同社の高精度3次元地図データと高精度な位置情報を組み合わせ、除雪作業のガイダンスを行うもの。道路の形状や道路構造物の位置などの情報をはじめ、投雪禁止場所や要注意箇所などのノウハウを専用の地図に落とし込み、タブレット端末上で道路状況を可視化することで「除雪DX」を実現している。
除雪においては熟練オペレーターの高齢化および技術継承の難しさによる担い手不足、オペレーターの長年の経験と勘に依存して作業を進めていることなどが様々な地域で課題となっている。SRSSを活用することで、除雪作業の効率化が期待されるとともに、作業中の事故リスクを大幅に低減し、経験の浅い若手オペレーターでも安全かつ円滑に作業を進めることができる。
また、10月31日10時40分から11時10分にセミナー会場Bにて、「3Dデータプラットフォームを活用した自治体DX」と題した無料セミナーを実施。自動運転用の高精度3次元データ生成のノウハウを活かした、点群データ等の3Dデータの様々な領域での活用手法について解説する。
同社は日本政府によるバックアップのもと、国内自動車メーカー10社等の出資により設立された。日本をヘッドクオーターに、北米・欧州・中東・韓国に拠点を持ち、26カ国で事業を展開している。





