商用EV導入・運用のワンストップサービスを手がけるeMotion Fleetは10月23日、東京都および公益財団法人東京都環境公社が実施する「グローバルサウスGX促進プロジェクト」に採用されたと発表した。
本プロジェクトは、都内企業が有する優れたGX(グリーントランスフォーメーション)関連技術を、今後大幅なエネルギー需要の増加が見込まれるグローバルサウス諸国で展開し、脱炭素化に貢献するとともに事業拡大を図る中小企業やスタートアップ等を支援するものである。東京都および東京都環境公社は、調査・実証に要する経費補助や現地連携サポート、企業マッチング等を通じて、都内企業の国際展開を後押ししている。
eMotion Fleetは、採用プロジェクトとして、タイ・マレーシア・インドネシアを対象に商用EV導入の実証および経済性の確立を含む支援事業を展開する。現地の物流・運輸事業者に対し、EV導入計画の策定から充電インフラ整備、運行データを活用した最適運用支援までを一貫して提供し、地域における脱炭素化と経済成長の両立を目指す。
今後は、東京都および現地関係機関と連携し、現地実証を通じたGXビジネスモデルの確立を目指すとともに、東南アジア各国への横展開を見据えた事業展開を推進していく。
eMotion Fleetは、日本・アジアにおけるモノ・ヒトを運ぶ事業者に商用EV導入および事業拠点の脱炭素化をワンストップで伴走支援するサービスプロバイダー。ドイツ物流大手に2万3000台、国内物流大手に500台の商用EVを導入した前身企業から創業メンバーが独立し、豊富なハンズオンの経験値を元に、事業者・自治体の商用EVフリートの計画・導入・運用を支援している。



