フォーミュラEのテレビ視聴者数が14%増、過去最高の5億6100万人を記録…シーズン11

日産フォーミュラE(東京E-Prix第9戦) (c) Formula E
  • 日産フォーミュラE(東京E-Prix第9戦) (c) Formula E
  • #23ローランド(東京E-Prix第9戦) (c) Formula E
  • ローラ・ヤマハABT(東京E-Prix第9戦) (c) Formula E

ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、シーズン11(2024/25年)において、世界累計テレビ視聴者数が前年比14%増の5億6100万人となり、過去最高を記録したと発表した。

【画像】フォーミュラE

世界のファンベースはシーズン11終了時点で4億2200万人に達し、前シーズン比13%の増加を記録。シーズン8(2021/22年)以降の累計では、ファン数は実に38%(1億1700万人)増加している。

フォーミュラEは現在、モータースポーツ界でも最も熱心なファン層を有するシリーズの一つとなっており、ファンの58%が「高エンゲージメント層」と分類され、前シーズンから9%増加した。特に米国、中国、英国、ドイツの主要市場での伸びが顕著で、これら4市場だけで全体の37%にあたる1億5800万人のファンを抱えている。

1レースあたりの平均累計視聴者数は3300万人(シーズン10比16%増)となった。メキシコシティE-Prix(第2戦)では、シーズン11全体で最も視聴されたレースとなる4600万人(シーズン平均比38%増)を記録し、単一レースとして過去最高を達成した。

デジタル戦略も飛躍的な成長を見せている。動画再生回数は前年比47%増となり、うち「Evo Sessions」関連コンテンツがシーズン11における総再生の42%を占めた。SNSのインプレッションは前年比14%増で13億9000万回を突破。SNSのフォロワー数は前年比10%増となり、TikTokがプラス37%と最大の伸びを示し、フォーミュラEの第2の主要プラットフォームに成長した。

フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは「シーズン11の結果は、フォーミュラEの戦略が正しい方向に進んでいることを強く証明している。アイコニックな都市の中心で、世界最高峰のエキサイティングなレースを提供する方針が世界中のファンの共感を得ている」とコメントした。

史上最大規模のカレンダーで迎えるシーズン12は、2025年12月6日にサンパウロ市街地で開幕する。マドリードとマイアミ・インターナショナル・オートドロームでの新規開催が加わるほか、ベルリン、東京、上海といった人気開催地がダブルヘッダー(2連戦)で帰ってくる。

《森脇稔》

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