ヒョンデ『インスター』を蓄電源に活用、EV×住宅の新ライフスタイル提案開始

ヒョンデがハウスメーカー「アイム・ユニバース」とEV×住宅の新たなライフスタイル提案
  • ヒョンデがハウスメーカー「アイム・ユニバース」とEV×住宅の新たなライフスタイル提案
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  • 室外 EVユニット
  • インスターから住宅に送電する際のディスプレイ表示

Hyundai Mobility Japan(ヒョンデ)とアイム・ユニバースは9月30日、電気自動車と住宅を組み合わせた新たなライフスタイルの提案に向けてMOUを締結したと発表した。

【画像】ヒョンデ『インスター』を住宅の蓄電源に活用

両社は、2025年4月に発売されたヒョンデの最新EV『インスター』と、太陽光発電・蓄電池を標準装備しZEH基準に対応した高性能住宅「ウーディア」を組み合わせた新しいライフスタイル提案をスタートする。第1弾として、埼玉県さいたま市南区に建設された2棟を対象に、9月30日より販売を開始する。

今回の取り組みは、災害時にも家族の暮らしを守る安心で、持続可能な住まいのかたちを提案するもの。電気自動車の大容量バッテリーを住宅に活用することで、従来の家庭用蓄電池よりも多くの電力を供給でき、停電時にも照明や家電を継続して利用可能となる。

さらに、埼玉県のEV補助金や東京都が推進する太陽光発電施策と組み合わせることで、環境負荷の低減と光熱費の削減を両立する経済的な優位性を実現。他社にはない付加価値を試案する。

9月30日には埼玉県さいたま市南区の新展示場にて、両社代表を招いた協業記念式を実施。MOU調印式とともに、V2H機能を活用して車両から住宅内の家電へ電力を供給するデモンストレーションを披露した。参加者は、実際に照明や電子レンジ等の家電が稼働する様子を体感し、EVと住宅の融合による新しい関係を実感した。

ヒョンデの七五三木敏幸社長は「EVが単なる移動手段ではなく住宅の一部となり、時には第二のリビングルームのような存在になる未来を目指している」とコメント。アイム・ユニバースの藍川真樹CEOは「INTERが蓄える49kWhの電力は、停電時にも約4日間、家庭の生活を維持できる命を繋ぐ電力と考えている」と述べた。

《森脇稔》

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