ホンダ『プレリュード』新型、ライバル購入層はどう動くか

ホンダ・プレリュード 新型
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  • 日産 フェアレディZ

2ドアクーペの選択肢が減少する中、ホンダが投入した新型『プレリュード』は市場関係者の注目を集めている。新型プレリュードが2ドアクーペ市場でどの層を獲得し、どの層と棲み分けるのか。以下では想定される購入層の動きと市場の需給構図を整理する。


●新型プレリュードの立ち位置

新型プレリュードは2ドア4名乗車のスペシャリティ・ハイブリッド。駆動はFFでe:HEVを採用し、荷室はテールゲート式で後席可倒、BOSEプレミアムサウンドなど快適装備も標準だ。価格は617万9800円のモノグレード設定で、月販計画は300台と限られた規模ながら、ハイブリッドを武器に独自のポジショニングを狙う。

同価格帯/周辺の選択肢は以下の通り。価格は希望小売価格、消費税込み。

日産フェアレディZ:549万7800~675万9500円
BMW 2シリーズ・グランクーペ:528万~734万円。
メルセデスベンツCLA:609万~644万円
トヨタGR86:293万6000~361万6000円
スバルBRZ:332万2000~354万2000円
マツダ・ロードスター:289万8500~367万9500円

加えて、2025年11月での生産終了が告知済みのレクサス『RC』、2026年春に生産終了予定のトヨタ『GRスープラ』も今なら競合する。アウディ『TT』が先日生産終了したように、2ドアクーペの新車選択肢は減少傾向にある。


《高木啓》

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