Uber Japan(ウーバージャパン)は、スマートフォンアプリ「ウーバー」からタクシーを呼べる配車サービス「ウーバータクシー」を、神奈川県小田原市・南足柄市・足柄下郡で開始した。これにより神奈川県内での利用可能エリアが大幅に拡大する。
2025年6月に発表した県央・湘南地域のエリア拡大に続き、小田原、箱根、足柄エリアの観光地でのタクシー移動がより便利になる。神奈川県内のお出かけシーンにおいて、より幅広くウーバータクシーを活用できるようになる。
新規展開エリアは小田原市、南足柄市、足柄下郡(湯河原町、箱根町)。
首都圏の東京・横浜からのアクセスの良さから、小田原・箱根エリアは日帰りや週末旅行の目的地として人気を集めている。豊かな自然や温泉による癒しに加え、歴史や文化を感じられる街並みも魅力のひとつで、国内外の旅行者から幅広く支持されている。実際に、箱根町が発表した令和6年の観光実態調査によると、2024年の町内観光客数は前年比4.1%増の2031万人を記録し、観光需要がコロナ禍以前の水準へ回復しつつあるという。
箱根・小田原エリアは地形の起伏が多く、観光地間の距離もあるため、車移動が便利な場合も多くある。今回、ウーバータクシーの配車サービスが利用可能となることで、移動の利便性が高まり、観光体験のさらなる充実が見込まれる。夏休みには、「芦ノ湖夏まつりウィーク」や「小田原酒匂川花火大会」など、多数のイベントも開催される。
ウーバータクシーの利用方法は、ウーバーアプリを起動し乗車地と目的地を入力、見積もり料金と推定到着時間を確認後、配車リクエストを行う。近隣のタクシーとマッチング後、アプリ上で推定到着時間・車両の現在地などを確認し、タクシーの到着を待機。到着したタクシーに乗車し、目的地で降車する流れとなる。
自動決済機能では、クレジットカード等の支払い方法を事前にアプリに登録することで、目的地到着後はそのまま降車するだけで自動的に決済が完了する。
チャット機能では、ドライバーとアプリ内でメッセージのやり取りが可能。待ち合わせ場所や服装などを共有することで、混雑した駅や観光地でもスムーズな合流を実現する。70カ国以上、約50言語に対応しており、チャットの内容も自動翻訳されるため、外国人旅行者との円滑なコミュニケーションが可能だ。
また、月額498円/年額3998円で加入可能な定額サービス「ウーバーワン」に登録することで、高評価ドライバーとの優先マッチングが可能となり、さらに乗車料金の10%相当分のクレジットが毎回付与される。付与されたクレジットは、次回のウーバータクシー乗車やウーバーイーツ注文時の割引に利用できる。