スマホで管理&お得プラン続々! EVユーザー必見の『おうちEV充電サービス』とは?

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  • 「おうちEV充電サービス」についての説明会。パナソニックEW本社(大阪府門真市)
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パナソニック エレクトリックワークスは7月2日に、大阪府門真市の本社敷地内で、戸建てEVユーザー向けアプリ『おうちEV充電サービス』の体験説明会を開催した。

充電コスト削減に貢献する電気料金シミュレーション機能や、今秋に発売予定の新モジュールなどについて紹介した。

「おうちEV充電サービス」についての説明会。パナソニックEW本社(大阪府門真市)「おうちEV充電サービス」についての説明会。パナソニックEW本社(大阪府門真市)

『おうちEV充電サービス』は、充電管理を最適化する戸建てEV所有者向けに提供されているアプリで、すでに2025年2月25日から提供が開始されている。その目的は、本アプリを通じて家庭の電気代節約をサポートするほか、外出時の充電スポット検索やポイント機能などを通じてEVユーザーの快適で便利なカーライフの実現を目指すことにある。

◆EVオーナーの課題と電気料金シミュレーションの重要性

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現状では普及が頭打ちと言われるEVだが、パナソニックエレクトリックワークス(以下:パナソニックEW)では、自家用車としてEVを購入する人は今後も増えると予想している。

そんな中で同社では、EVオーナーの利用環境について調査を行い、その結果、EVオーナーの大半が戸建て住宅に居住し、97%が自宅でEV充電を行っているが、それに伴って電気代がEV購入前の約1.2倍になったと回答した人は全体の59%を占めている。一方で、契約していた電気料金プランを切り替えたことで、92%が1万円以上の電気代の節約に成功している人がいることもわかったとしている。

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この調査結果から明確なのは、EVユーザーの「電気代」への関心が極めて高いということだ。電力料金はここ数年続く燃料費の高騰に加え、政府からの補助金縮小により電気代は上昇傾向にあり、EV充電コストも上昇している。EVユーザーとしては少しでも電気代を安くしたいと考えるのは自然な気持ちだろう。

◆サービスプラットフォームとIoT連携による新提案

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そうした中でパナソニックEWが『おうちEV充電サービス』の提供を通じて目指すのは、充電設備といったハードウェアの提供だけでなく、電力事業者や保険会社などの提携企業と協業し、さまざまなサービスをEVユーザーに提供できるプラットフォームの実現だ。

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具体的には、電力会社と提携して、EVユーザー専用の電気料金プランやポイント還元プラン等のオリジナルプランを用意し、その上でIoT EVコンセントと通信することで、充電量や電気代を見える化する。これによって、利用者に最適な電気料金プランをアプリ上で提案したり、電気料金の安い時間帯での充電制御を可能にすることでより一層の電気代の節約につなげていくというわけだ。

現時点でこのプランに参画している提携電力会社は、2025年7月時点で「idemitsuでんき」「SymEnergy」「エネワンでんき」「ミツウロコグリーンエネルギー」「octopus energy」「丸紅新電力」の6社。計12プランが用意され、この中には『おうちEV充電サービス』向け限定プランや限定割引もあり、ライフスタイルに応じた最適プランで電気代削減が可能となる。

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また、『おうちEV充電サービス』では、自宅外でのEV充電スポットを検索できるほか、アプリを利用するたびにオンラインショッピングやQR決済で利用可能なポイントが貯まる機能も搭載している。さらに、提携した自動車関連企業との協業により、EV乗換前後のコストや車両の下取り価格のシミュレーションサービスを提供。保険会社とも提携して、EV乗換前から乗換後まで顧客のカーライフをワンストップでサポートしていく。

なお、この『おうちEV充電サービス』は誰でも無料で利用できるが、アプリをダウンロードする際には「CLUB Panasonic」への登録が必要となる。

◆IoT制御モジュールと今後の展開

そして、『おうちEV充電サービス』の要となるのが、「IoT制御モジュール」との連携だ。これはNature社から2025年10月31日に発売予定のもので、自宅に設置されたEVコンセントと組み合わせて“IoT EVコンセント”として利用できるようになる。

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たとえば、夜間など特定時間帯に割安な電気料金プランを契約できるほか、盗電防止策として『おうちEV充電サービス』をインストールしたスマートフォンから充電不可設定を行うことも可能で、さらに電力使用量が集中する時間帯を避けたオフピーク充電にも対応できるという。

『おうちEV充電サービス』は7月時点で7000ダウンロードを達成。2025年中に累計2万5000ダウンロードを、EV累計出荷台数が約300万台以上になると予想される2030年には累計100万ダウンロードを目指す。また、ハードウェアを除いたサービスの売上は約10億円を目指すと述べた。

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説明会終了後には、モデルハウスに設置されたパナソニック製EVコンセントとNature製「IoT制御モジュール」を組み合わせたデモ機を使用した体験会も実施された。モデルハウスにはパナソニック製EVコンセントとIoT制御モジュールを壁付けしてあったが、パナソニックEW 電材&くらしエネルギー事業部で『おうちEV充電サービス』の推進を担当した山本悠斗氏によれば、「設置済みのEVコンセントにこのモジュールを後付けすることも可能で、その際はコンセントと接続していた住宅からの配線をIoTモジュール経由でつなぎ直す簡単な工事で完了する」ということだ。

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また、Nature製「IoT制御モジュール」にはLTE通信機能が内蔵されているため、住宅側のWi-Fi接続も不要となっている。山本氏はこの点について、「このWi-Fi接続も含め、工事ができるだけ簡単に済むという点にもこだわった」と説明した。なお、この「IoT制御モジュール」を含むIoT EVコンセントは、「通信機能付き充電設備」として東京都の「令和7年度 戸建住宅向け充電設備普及促進事業」で助成金の対象となることも説明された。

《会田肇》

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