スズキは5月29日、コンパクトカー『スイフト』の燃料ポンプについて内部部品の評価が不適切だったため、作動不良になり走行中にエンストする恐れがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2017年8月~2022年4月に製造されたスイフトの5万6746台。
燃料ポンプに使用されているインペラ(樹脂製羽根車)の膨張量の評価が不十分かつ、インペラとケースのクリアランスが不適切だった為、インペラが燃料により膨張した際にポンプケースと接触することがある。これにより燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合走行中にエンストする恐れがあるという。
これに対しスズキは、対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両の燃料ポンプを対策品へと交換する。
これまでにこの件に係る不具合が52件報告されており、事故は報告されていない。