【ルマン24時間】ジェネシス、新型ハイパーカー『GMR-001』を欧州初披露へ

ジェネシスの新型ハイパーカー『GMR-001』
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ヒョンデの高級車ブランドのジェネシスは、2026年のFIA世界耐久選手権(WEC)参戦に向けた準備年「トラジェクトリー」プログラムの重要な節目として、2025年ル・マン24時間レースに参加する。

サルト・サーキット内のマニュファクチャラー・ビレッジにあるジェネシス・マグマ・レーシングのブースでは、『GMR-001』ハイパーカーの実物大モデルが欧州で初めて展示される。4月のニューヨークモーターショー2025で初公開されたこのモデルは、ジェネシスが初めてモータースポーツに参入する際のデザインをファンやメディアが詳しく見る機会を提供する。

チーム代表のシリル・アビテブール氏は「トラジェクトリー・プログラムのチームメンバーがル・マン独特の雰囲気と興奮を感じ、2026年に向けて準備を整える機会だ。ジェネシス・マグマ・レーシングが参入する忙しく競争の激しい環境を直接見て、来年の参戦に必要なことをより理解できるだろう」と説明した。

ル・マンでの1週間には、GMR-001ハイパーカーの開発状況とチーム構築の最新ニュースについて、メディアとファンに向けたアナウンスも予定されている。

ジェネシスの新型ハイパーカー『GMR-001』ジェネシスの新型ハイパーカー『GMR-001』

韓国にインスパイアされ、「マグマ」のハングル文字をフィーチャーした目を引く塗装を施したGMR-001ハイパーカーモデルは、ル・マン期間中ブースに展示される。ブランドウォールでは、ジェネシスの10年間の歴史を映像とテキストで紹介し、その起源と目標から現在のジェネシス・マグマとレーシングチームまでを展示する。

サーキット上では、ジェネシス・マグマ・レーシングはLMP2クラスに注力。トラジェクトリー・ドライバーのジェイミー・チャドウィックとマティス・ジョベールが、アンドレ・ロッテラーと共に18号車のIDECスポーツ運営の「オレカ07」で参戦する。チャドウィックとジョベールは、ダニエル・ジュンカデラと共にプロトタイプでの初フルシーズンで優秀なスタートを切り、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)の最初の2ラウンドでLMP2クラス優勝を果たしている。

ル・マン24時間レースは両ドライバーにとって全く新しい挑戦であり、チャンピオンシップポイントを争うプレッシャーなしに自身の成長に集中できる週末となる。3度のル・マン総合優勝者で2026年WECシーズンのジェネシス・マグマ・レーシングのドライビングラインナップの一員であるロッテラーがサポートする。このレースは両トラジェクトリー・ドライバーがプロトタイプで挑む最長のレースとなり、夜間走行や変化するコンディションという追加の試練も待ち受けている。

《森脇稔》

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