ステランティス、バイオハイブリッド搭載車、2026年にブラジルで発売へ

ステランティスのブラジル・ペルナンブコ州のゴイアナ工場
  • ステランティスのブラジル・ペルナンブコ州のゴイアナ工場

ステランティスは、ブラジルで2026年に、バイオハイブリッド技術を搭載した車両を発売すると発表した。同社は2025年から2030年にかけて、ブラジル・ペルナンブコ州のゴイアナ工場に新ブランドと6つの新モデルを導入する計画も明らかにした。

2015年に操業を開始したゴイアナ工場は今年で10周年を迎え、地域経済の変革と発展に大きく貢献してきた。ステランティスは同工場の将来に向けて13億レアルを投資し、製品ラインの刷新、技術開発、サプライヤーの誘致、雇用創出を進める方針だ。

ステランティス南米地域社長のエマヌエレ・カッペラーノ氏は、「過去10年間でゴイアナ工場が築いてきた歴史を非常に誇りに思い、この喜びを全ての従業員とパートナーと分かち合いたい。将来の展望は素晴らしい。2025年から2030年の間に新ブランドと6つの新製品を工場に導入する。また、ゴイアナで生産される初のバイオハイブリッド技術搭載車両は2026年に発売される」と述べた。

ゴイアナ工場は間もなく生産台数200万台を達成する見込みで、年間28万台の生産能力を持つ。ジープ、フィアット、ラムの各ブランドの象徴的なモデルを製造するため、1万4700人以上の直接・間接雇用を生み出している。


《森脇稔》

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