ステランティス、次世代EV用固体電池の実証に成功、充電時間は18分

ステランティスと米ファクトリアルが次世代EV用固体電池の実証に成功
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ステランティスと米バッテリー開発企業ファクトリアル・エナジーは、次世代EV用の固体電池セルの実証に成功したと発表した。この成果は、高性能EVバッテリーの実用化に向けた重要な一歩となる。

両社が共同開発した77Ahの固体電池セルは、375Wh/kgという高いエネルギー密度を示した。これは、大型のリチウム金属固体電池としては画期的な成果という。また、室温環境下で15%から90%以上まで18分という短時間で充電できることも実証された。

さらに、この新型電池セルはマイナス30度からプラス45度までの幅広い温度範囲で動作可能であり、さまざまな気候条件下での使用に適している。4Cまでの高い放電レートにも対応し、EVの性能向上にも貢献する。


《森脇稔》

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