トヨタ自動車は、『ランドクルーザー300』の一部改良モデルをオーストラリアで発売した。安全性と快適性を大幅に向上、最新の「トヨタセーフティセンス」ドライバー支援技術と、アップグレードされたマルチメディアシステムを搭載している。
価格は5人乗りの「GX」グレードで9万7990豪ドル(約891万円)からスタートし、全6グレードをラインナップする。ランドクルーザー300系は、家族向け4WDとしてより安全で快適、そして高い接続性を実現している。
トヨタオーストラリアのショーン・ハンリー副社長は、「ランドクルーザー300系の大幅なアップグレードにより、トヨタの誇るオフローダーの魅力がさらに高まった」とコメントした。

安全面では、全グレードに新しいトヨタセーフティセンスが追加された。エントリーレベルのGXグレードには、ステアリングホイールの振動を伴うレーントレースアシスト、緊急ステアリングアシスト、緊急停止システムなどが搭載されている。
マルチメディアシステムも最新世代のものが採用され、ワイヤレスApple CarPlayやAndroid Auto、DAB+デジタルラジオ、Bluetooth対応、音声認識機能などをサポートしている。GXグレードでは8インチのタッチスクリーンディスプレイに情報が表示され、6スピーカーのオーディオシステムを備えている。
トヨタコネクテッドサービスの機能も拡張され、リモートエアコン機能やクラウドベースのナビゲーションが追加された。これにより、ドライバーは目的地情報や駐車場オプション、リアルタイムの交通情報などを利用できるようになった。

GXグレードには新たに7インチのデジタルインストルメントクラスターが搭載され、電動チルト&テレスコピックステアリングコラム調整機能により最適なドライビングポジションを取ることができる。
7人乗りの「GXL」グレードは11万0820豪ドル(約1008万円)からで、安全性がさらに強化されている。セーフイグジットアシストや後方駐車支援ブレーキなどが追加され、4ゾーンオートエアコンやセンターコンソールクールボックスなど、快適性も向上している。
上位グレードの「VX」は、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと同サイズのマルチメディアシステムタッチスクリーンを搭載。接続型の組み込み式衛星ナビゲーションも利用可能だ。