ヤマハ発動機、低速EV「グリスロ」を静岡県磐田市で運行へ…地域交通のモデルケースに

ヤマハ発動機が静岡県磐田市のJR御厨駅と本社の間で従業員の通勤向けに、グリーンスローモビリティ(グリスロ)の運行を開始
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ヤマハ発動機は、静岡県磐田市のJR御厨駅北口ロータリーと本社間で、従業員の通勤向けに自社製「グリーンスローモビリティ」(以下、グリスロ)の運行を本格的に開始すると発表した。

グリスロは最高時速20km未満の低速小型EV車両で、地域の生活の足や観光地の周遊性を向上させる手段として全国100地域以上で実証実験に活用され、約60地域で100台以上が販売されている。

2024年夏、ヤマハは磐田市と連携してグリスロの実証実験を行い、従業員の通勤における有効性や地域交通、環境への影響を検証した。従業員からの好評と、周辺地域への影響が軽微であることが確認され、今回の本格導入が決定された。

運行はヤマハ発動機ビズパートナー株式会社が担当し、使用車両は7人乗りの『AR-07』を3-5台使用する。運行時間は朝7時から8時30分、夕方は16時30分から18時まで。

今回の取り組みを通じて、従業員の労働環境の向上を図るとともに、運行データやノウハウを活用し、顧客ニーズに応じた製品・サービスの開発を進める。また、地域交通のモデルケースとしての活用も視野に入れている。

《森脇稔》

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