F1日本グランプリの開催を控え、オラクル・レッドブル・レーシングのドライバー角田裕毅選手が、日本GP限定の特別デザインヘルメットを公開した。このヘルメットは、F1日本グランプリの公式アンバサダーである歌舞伎俳優・市川團十郎氏が監修を務めている。
特別デザインのテーマは「KABUKI」。市川團十郎家に代々伝わる歌舞伎十八番の内「暫(しばらく)」をモチーフに、超人的パワーを持つスーパーヒーローの鍔取(くまどり)をイメージしたデザインとなっている。さらに、ヘルメットの後頭部には市川團十郎氏の直筆で、角田選手のカーナンバー「22」がデザインされている。
市川團十郎氏は「角田選手のオラクル・レッドブル・レーシングへの加入を心からお祝いします。この記念すべきF1日本グランプリ特別デザインヘルメットに携われたことを大変光栄に思います」とコメントしている。また、「世界中のモータースポーツファン、そしてF1を目指す多くのレーサーにとってのスーパーヒーローである角田裕毅選手に、このヘルメットを通じて少しでもパワーを送れたらと思っています」と期待を寄せている。
一方、角田選手も「今年の鈴鹿は歌舞伎のスーパーヒーローの鍔取をデザインしたヘルメットで走ります! みなさん応援よろしくお願いします!」と意気込みを語っている。
このユニークな取り組みは、日本の伝統芸能である歌舞伎と、世界最高峰のモータースポーツF1との前例のないコラボレーションとして注目を集めている。F1日本グランプリは4月4日から6日にかけて鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催される予定だ。
角田選手の特別デザインヘルメットは、日本の伝統文化とモータースポーツの融合を象徴する存在として、多くのファンの注目を集めることが予想される。F1日本グランプリでの角田選手の活躍と、この特別ヘルメットの登場に、ファンの期待が高まっている。