ダイハツ工業は13日、仕入先からの部品供給不足により、国内3工場の稼働を一時停止すると発表した。ばね部品などを生産する中央発條の藤岡工場で発生した爆発事故の影響だ。
停止の対象となるのは、滋賀県の龍王工場第2地区、京都府の大山崎工場、そして大阪府の池田本社工場(コペンファクトリー)の3施設。稼働停止期間は工場によって異なり、最長で9日間に及ぶ。
滋賀工場と京都工場は3月17日から19日までの3日間、稼働を停止する。ただし、全体の停止期間は3月10日から19日までの9日間(16直分)となる。滋賀工場では『ロッキー』、『ライズ』、『レックス』、『タント』、『シフォン』などの車種が、京都工場では『プロボックス』、『トール』、『ルーミー』、『ジャスティ』が生産されている。
本社工場は3月19日の1日間のみ稼働を停止し、ダイハツブランドおよびトヨタブランドの『コペン』の生産に影響が出る。
この稼働停止により、ダイハツの主力車種の生産に影響が出ることが予想される。特に軽自動車市場でシェアの高いタントや、コンパクトSUVのロッキーなどの生産遅延が懸念される。
ダイハツ工業は、今回の稼働停止以外の工場は予定通り稼働する、としている。