BYDの日本法人のBYD Auto Japanは、3月14日から4月20日まで開催される「東京・春・音楽祭2025」のアーティスト送迎車として、EVのBYD『SEAL(シール)』2台が起用されると発表した。
「東京・春・音楽祭」は日本最大級のクラシック音楽祭で、毎年春に上野公園エリアで開催。2025年の音楽祭では、東京文化会館や東京芸術大学奏楽堂など、上野の主要な文化施設を会場として多彩なプログラムが予定されている。特に、ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽や、ワーグナーのオペラ『パルジファル』の演奏会形式での上演など、国内外の著名アーティストが多数出演する。
シールは、BYDのフラッグシップモデルで2023年6月から国内販売を開始。EVならではの卓越した走行性能、十分な航続距離、価格や洗練されたデザインなどが評価され、国内での累計販売台数は700台を超えるという。
後輪駆動モデルは640kmの航続距離で、販売比率は全体の約7割に達する。一方、四輪駆動モデルは、BYD独自の四輪駆動制御システム「iTAC(アイタック)」を搭載し、0-100km/h加速は3.8秒。この俊足も相まって、より高性能なEVを望む顧客に支持されているという。
BYDは、同音楽祭の関係者に向けてEVらしい静かな空間での快適な移動を提供するとし、同イベントへの協賛を行うことで、音楽文化のさらなる発展と電動化車両のさらなる普及を図るとしている。