アバルトは、小型高性能EVの、アバルト『500e』が、ドイツの権威ある自動車専門誌『auto motor und sport』が主催する「ベストカー」賞のミニカー部門で1位を獲得したと発表した。
アバルト500eは、同社初の電気自動車モデルとして注目を集めている。今回の受賞では、読者投票で23.6%の得票率を獲得し、国内外の競合モデルを抑えてトップに立った。対象には電気自動車だけでなく、内燃機関を搭載したモデルも含まれていた。
この結果は、アバルトブランドにとって同誌での9年連続の受賞となる。これまではスポーティさやスタイリッシュな特徴で評価されてきたが、今回は電気自動車版が高い評価を得たことで、同社の電動化への取り組みが成功を収めていることを示している。

アバルト500eは、42kWhのバッテリーを搭載し、最高出力113kW(155hp)の電気モーターを採用している。0-100km/h加速は7.0秒で、電気自動車ならではの瞬時のトルク発生や重量配分の最適化により、高いパフォーマンスを実現している。
さらに、アバルトは最近、アバルト『600e』を発表し、電気自動車ラインナップを拡大している。ステランティス・モータースポーツと共同開発されたこのモデルは、電気自動車におけるホットハッチの新基準を設定することを狙う。