ポルシェ、幻のルマンプロトタイプが復活、独レトロクラシックス2025で25年ぶりに走る

ポルシェ「ル・マンプロトタイプ2000(LMP 2000)」
  • ポルシェ「ル・マンプロトタイプ2000(LMP 2000)」
  • ポルシェ911 2.0タルガの「ソフトウィンドウ」
  • ポルシェ959
  • ポルシェ911 カレラ RSR ターボ2.1
  • ポルシェ・カレラGT

ポルシェは、2月27日から3月2日までドイツで開催される「レトロクラシックス2025」に参加し、スポーツカーの過去、現在、未来を融合させた展示を行うと発表した。

ポルシェは、ブランドの魅力を体感できる特別な車両を展示し、ポルシェヘリテージとミュージアムの分野に深い洞察を提供する。

この展示会は、クラシックカーやスポーツカー愛好家の国際的な集いの場であり、ポルシェはブランドの過去と革新的な現在を結びつける特別な展示を行う。ポルシェヘリテージとミュージアム部門の責任者のアヒム・シュタイスカル氏は、「過去を未来に備えることが私たちの目標」と述べている。

特に注目されるのは、ポルシェの「ル・マンプロトタイプ2000(LMP 2000)」の復活だ。1999年に開発が中止されたが、25年ぶりに再び走行可能となった。LMP 2000は、5.5リットルのV10エンジンを搭載し、452kW(615ps)の出力を誇る。

ポルシェ959ポルシェ959

また、『カレラGT』の25周年や『959』の40周年も祝われる。カレラGTは、革新的な軽量構造とV10エンジンを特徴とし、959はその時代の技術的限界を押し広げたモデルとして今も伝説的な存在だ。

さらに、『911タルガ』の60年の歴史も展示され、1967年の『911 2.0タルガ』の「ソフトウィンドウ」と現代の『911タルガ4Sヘリテージデザインエディション』が紹介される。これらの展示は、ポルシェがどのように伝統と現代性を融合させているかを示している。

ポルシェは、展示会を通じて「ミッション・フューチャー・ヘリテージ」の意味を来場者に伝え、歴史と革新を体験できる機会を提供する。

ポルシェ911 カレラ RSR ターボ2.1ポルシェ911 カレラ RSR ターボ2.1
《森脇稔》

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