フォーミュラEは、スポーツ、テクノロジー、エンターテイメント界から11人の著名人を起用し、EVレースカー「GEN3 Evo」をサーキットで走行体験する新たな取り組み「フォーミュラE EVOセッション」を発表した。
参加者には、起業家のブルックリン・ペルツ・ベッカムやアルゼンチンサッカー界のレジェンド、セルヒオ・アグエロなどが名を連ねている。
各著名人は、ジャガーや日産、マクラーレンといった大手自動車メーカーのフォーミュラEチームとペアを組み、6週間の訓練を経て、2025年3月にマイアミで開催されるサーキット走行に挑む。フォーミュラEの最新マシン「GEN3 Evo」は、0-96km/h加速1.82秒と、F1マシンを上回る驚異的な加速性能を誇る。

全ての参加者は、シミュレーターセッション、体力トレーニング、ドライビング指導、車両カスタマイズ、エンジニアリングなどを含む、集中的なトレーニングプログラムを受ける。ワールドクラスのレーシングドライバーと同じように準備、トレーニング、運転することの大変さや複雑さを、身をもって体験する。
このプロジェクトは、フォーミュラEのSNSでリアルタイムに発信され、2025年後半にはドキュメンタリーとして公開される予定だ。フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは、「新たなファン層にフォーミュラEを届ける機会」として期待を寄せている。