ヒョンデは10月22日、インド子会社のヒョンデ・モーター・インディア(HMIL)が、インド史上最大規模の新規株式公開(IPO)を実施し、インド証券市場に上場した、と発表した。上場は、ヒョンデのインド市場における透明性向上と投資拡大への決意を示すものだ。
上場を記念する式典がムンバイのナショナル証券取引所(NSE)で開催され、ヒョンデグループのウィ・ソンチョン会長やチャン・ジェフン社長兼CEOらが出席した。
チャン氏は「ヒョンデはインドに未来があることを知っていた。それゆえヒョンデは継続的に投資を増やし、研究開発能力を拡大し、25万人以上の雇用を創出した」と述べた。
ヒョンデは、このIPOを通じて14億人のインド国民の支持獲得を意図している。同社は上場後、新製品開発や先端技術、研究開発能力への積極的な投資を計画している。
注目すべきは、EV関連の投資計画だ。ヒョンデはバッテリーシステム、バッテリーセル、駆動システムなどのEV関連技術の現地化を進めるとともに、インド全土でのEVインフラ整備にも投資する方針を示している。これは、同社がインドにおける未来技術のパイオニアとなるための継続的な取り組みの一環だ。