トヨタ自動車は10月2日、電動垂直離着陸機(eVTOL)を開発するジョビー・アビエーション(Joby Aviation、以下ジョビー)に5億ドルを追加出資することで合意した、と発表した。
これにより、トヨタのジョビーへの累計投資額は8億9400万ドルに達する。トヨタは2020年1月に3億9400万ドルを出資して以来、協業を進めてきた。今回の追加投資により、eVTOLの研究開発から実用化に向けた取り組みを加速させる。
トヨタ創業者の豊田喜一郎が夢見た「より身近な空のモビリティの実現」という想いは、現会長の豊田章男にも受け継がれている。トヨタはジョビーとともに、創業以来の夢である空のモビリティ事業に挑戦している。
2019年の協業開始以降、トヨタは生産技術の見地から、生産しやすい工程の設計や治具・補助ツールの開発などの知見をジョビーと共有してきた。2023年には、同社に対して電動化関連部品の供給も開始している。