ステランティスは5月27日、イタリアのトリノで労働組合との第2回会議を開催し、2030年までのイタリア工場での生産計画を発表した。この会議では、ステランティスのCEOが労働組合に対し、電動化の不確実性に対応するための製造柔軟性の原則を共有した。
ステランティスは、ミラフィオリ工場でフィアット『500』のハイブリッド車を、メルフィ工場でジープ『コンパス』の新しいハイブリッド車の生産を行うと公式に発表した。最近発表された新世代バッテリーを搭載したフィアット『500e』や、ポミリアーノ工場でのフィアット『パンダ』のハイブリッド車の生産を補完するものになるという。
これらの新しいハイブリッドモデルの供給は、テルモリ工場やミラフィオリのe-DCTおよびトランスミッション工場の作業負荷に対してもプラスの影響を与える見込み。ステランティスは、計画に伴い、主にミラフィオリで若手労働者の雇用を開始する予定だ。