日産の欧州主力SUV『キャシュカイ』に改良新型、フロントマスク一新…生産開始

日産 キャシュカイ 改良新型
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日産自動車の欧州部門は5月24日、SUV『キャシュカイ』(Nissan Qashqai)の改良新型の生産を英国サンダーランド工場で開始した、と発表した。

従来型キャシュカイは、日本では一時期『デュアリス』として販売されていたSUVのモデルチェンジ版だ。日本市場では、デュアリスは『エクストレイル』に統合されたため、従来型以降、キャシュカイは日本市場には導入されていない。

現行キャシュカイは、日産の欧州市場における主力SUVだ。改良新型では、フロントグリルを全面的に刷新した。日本古来の鎧鱗からインスピレーションを得たこのグリルは、ハイグロスブラックで塗装された立体的なデザインだ。ボンネットのリップとナンバープレートホルダーの間のスペースに浮かんでいるように見えるという。

新しいヘッドライトには、アダプティブ・ハイビーム・モジュールが搭載され、より小型のユニットがより広い配光を可能にし、低照度や霧の中での視認性を向上させている。メインレンズの下にあるデイタイム・ランニング・ライトは、5つの小さなレンズで構成された。

デイタイム・ランニング・ライトは、ヘッドライトを取り囲むように配置され、ヘッドライト上部の細いライトと合流する。上側のデイタイム・ランニング・ライトはウインカーを兼ねており、今回初めてシーケンシャルターンランプが採用された。

インテリアでは、ダッシュボード、ドアインサート、ドアアームレスト、センターストレージコンソールリッド、ニーパッドにアルカンターラを新たに採用した。センターコンソールのギアセレクター周りや、ダッシュボード上部とグローブボックスの間にある加飾インサートには、新しい柄の素材があしらわれている。

《森脇稔》

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