水素燃焼エンジンで発電、フードトラックに給電へ…フォーミュラE

・i Laboとやまびこが水素エンジン発電機を開発

・フォーミュラE 2024東京E-Prixで初公開予定

・CO2排出ゼロに近いクリーンな電力供給を実現

水素エンジン発電機
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i Laboと株式会社やまびこは、水素エンジン発電機の共同開発に成功した。実証機が、3月30日に東京都江東区で開催されるフォーミュラE 2024Tokyo E-Prixにて初公開される予定だ。

この発電機は、やまびこの100kVA shindaiwa発電機をベースに、水素を燃料として運転可能なエンジンに置換する「水素化コンバージョン」を実施した。水素燃料を燃焼させることで発電し、運転時のCO2排出を限りなくゼロに抑える。水素燃料は、政府が昨年6月に制定した「水素基本戦略」にも盛り込まれている。

i Laboは、地球温暖化対策として非化石燃料パワートレインの選択肢として水素エンジンの研究を進めている。既存のディーゼルエンジンを水素燃料で稼働するエンジンに置換する技術開発に取り組んでおり、産業機械や船舶、鉄道車両などへの適用を目指している。いっぽうのやまびこは、小型屋外作業機械や農業用管理機械、一般産業用機械などの製品をグローバルに展開している企業だ。

フォーミュラE イベント会場では、水素エンジン発電機を使用して約10台のフードトラックにクリーンな電力を供給する。


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《レスポンス編集部》

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