VWの最上位EV『ID.7』にワゴン、「ツアラー」欧州発表…航続685km

フォルクワーゲン ID.7 ツアラー
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フォルクスワーゲンは2月19日、新型EVワゴン『ID.7ツアラー』を欧州で発表した。ブランドの最上位EVセダン『ID.7』のワゴン版になる。

ID.7ツアラーは、最大5人乗りで、荷物スペースは最大605リットルを提供する。2人乗車時には、積載容量が最大1714リットルまで増加する。

同車は2種類のバッテリーサイズを用意し、トップモデルでは最大685kmの航続を実現すると期待されている。新しい自動空調システム、オプションの圧力ポイントマッサージと空調機能付きシート、そして新しいウェルネス・イン・カー・アプリを搭載し、プレミアムクラスの体験を提供する。

ID.7は電動フォルクスワーゲンモデルのフラッグシップであり、長い航続が可能なプログレッシブなファストバックセダンである。フォルクスワーゲンは、新型パサートバリアントと共に、このクラスにおいて全ての主要な駆動タイプをカバーする製品ラインを展開している。ID.7ツアラーは、電動モビリティの排出ガス削減の利点と長い航続、高品質なコックピット、優れた旅行快適性と広々とした空間を組み合わせ、理想的なビジネスカーとなっている。ヨーロッパ全域での予約販売は、今年の第1四半期に開始される予定だ。

ID.7ツアラーは、ドイツ・エムデンの電動モビリティ工場で、ID.7のセダンおよび『ID.4』と共に生産される。新型ID.7ツアラーは、最新世代の電動ドライブシステムを搭載し、最大200kWの急速充電が可能な大容量バッテリーを採用している。このパワーレベルでは、バッテリーを10%から80%まで30分未満で充電できる。

また、標準装備の拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレイは、運転中の情報をドライバーの視界に投影し、道路に集中し続けることができる。新しいID.7ツアラーでは、プレミアムクラスの快適性を実現するために、自動操作されるベントや新しい圧力ポイントマッサージ機能と自動空調機能を備えたergoActiveシートなどの詳細が採用されている。さらに、ウェルネス・イン・カー・アプリを新たに導入し、車内のさまざまな機能を3つのプリセットプログラム(フレッシュアップ、カームダウン、パワーブレイク)を通じて調整できる。

《森脇稔》

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