西鉄グループは2月13日から順次、中古ディーゼルバスを電気バスに改造した「レトロフィット電気バス」14台を新たに運行開始する。これらのバスは、福岡県と山口県下関市の11の自治体・企業・団体と連携し、観光名所や名産品をデザインしたラッピングで地域の魅力を発信する。
政府の「2050年カーボンニュートラル達成」目標に貢献するため、西鉄グループはレトロフィット電気バスの導入を進めている。台湾のRAC Electric Vehicles社と共同開発した車両を2022年6月に導入し、現在9台を運行中である。今回追加される14台も、同社の技術指導を受けた西鉄車体技術㈱製である。
レトロフィット電気バスののうち11台には、地域の観光客誘致を目的としたラッピングが施される。この取り組みには、国土交通省の補助制度「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化」が利用された。
西鉄グループは、2030年度までにグループ全体の約1割にあたる約250台の電気バスを導入する計画だ。
タイアップする自治体・企業・団体
福岡地区……○飯塚市○田川市○福津市○宗像市○朝倉市○那珂川市○三井ショッピングパーク ららぽーと福岡
北九州・下関地区……○北九州市○山口県下関市○北九州フィルム・コミッション○公益財団法人北九州市どうぶつ公園協会