三菱『トライトン』の日本復活や、トヨタ『ハイラックス』の堅調な販売で、じわじわと盛り上がるピックアップトラック。そんな中、トヨタが『カローラクロス』をベースとした小型ピックアップトラックの開発がスタートしたという情報を、スクープ班が掴んだ。
◆「スタウト」が復活!? カローラクロスベースのハイブリッド・ピックアップ
現段階でわかっているのは、ピックアップトラックながらフレーム構造ではなく、カローラクロスと同様のユニボディプラットフォーム(モノコック)を採用すること。5人乗りキャビンと短い荷台によるコンパクトなピックアップトラックになる。
トヨタは『タコマ』や『タンドラ』で中型とフルサイズのセグメントをカバーしているが、このモデルはエントリーレベルを担うことになる。ライバルはフォード『マーベリック』や、ヒョンデ『サンタクルーズ』だ。現在カローラクロスを生産しているミシシッピ州のトヨタ工場で生産され、2027年に発売されるという。
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パワートレインはハイブリッドが濃厚で、カローラクロスの最高出力196psを発揮する全輪駆動ハイブリッドを組み合わせつことが予想されているが、牽引力と積載量を増やすために強化される可能性もある。ちなみにフォード・マーベリックのハイブリッドは最高出力191ps、前輪駆動のみの提供となっており、パフォーマンス面で優位に立つことになりそうだ。
とはいえ正式な登場はまだ数年先のこと。カローラクロスベースとはいえ、現行モデルではなくフェイスリフトまたは新設計されたモデルがベースとなるだろう。そして車名は、1956年から1986年まで発売されていたピックアップトラック、「スタウト」の名称が復活する可能性があると噂されている。