【F1 ベルギーGP】フェルスタッペン8連勝でレッドブル・ホンダが13連勝…角田が大健闘の10位

F1ベルギーGP
  • F1ベルギーGP
  • F1ベルギーGP
  • F1ベルギーGP
  • F1ベルギーGP
  • F1ベルギーGP
  • F1ベルギーGP
  • F1ベルギーGP
  • F1ベルギーGP

ベルギーのスパ・フランコルシャンで30日、F1第14戦ベルギーGPの決勝レースが行われ、6番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝し、レッドブル・ホンダは連勝記録を13に伸ばした。

ベルギーGPはスプリント方式が採用され、28日の金曜日にフリー走行と公式予選がおこなわれ、この予選結果は30日の決勝レースのスターティンググリッドとなる。29日土曜日は独立した1日となり、午前にスプリントレースの為の予選「スプリントシュートアウト」が行われ、午後にスプリントレースが開催されるスケジュールとなる。

28日の公式予選は雨が降ったり止んだりの天気となり、Q2の最後のラップで角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)がトップタイムをマーク。しかし路面が乾きかけていたことから、角田の後ろを走行していたマシンが軒並み最速ラップを叩き出し、角田は惜しくも11番手でQ2敗退となった。

10台でポールポジションをかけてタイムアタックを行うQ3では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムをマーク。しかしギアボックスの交換で5グリッド降格ペナルティを受けており、ポールポジションは2番手タイムのシャルル・ルクレール(フェラーリ)となった。3番グリッドはセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)。以下ルイス・ハミルトン(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と続き、フェルスタッペンは6番グリッドからスタートする。

スプリントレースはスプリントシュートアウトも含めて雨に翻弄され、フェルスタッペンは堂々の走りでポールトゥウィンを飾って8ポイントを獲得したが、2位以下は表彰台常連ドライバーではなく、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)2位、3位ピエール・ガスリー(アルピーヌ)という結果になった。

30日の決勝レースも雨の予報があったが、ドライコンディションで44周のレースがスタートした。2番グリッドのペレスが1周目にトップに浮上。6番グリッドのフェルスタッペンは4位に上がってきた。フェルスタッペンは6周目に3位浮上。そして9周目にはルクレールを抜いて2位に。これでレッドブル・ホンダの1-2体制が整った。

10周目からタイヤ交換のためのピットストップが始まり、トップのペレスと3位のルクレールが13周目にピットイン。フェルスタッペンは翌周にタイヤ交換を行った。順位は変わらずペレス、フェルスタッペン、ルクレールのトップ3だったが、フェルスタッペンはペレスに肉薄。17周目にはチームメイトからトップを奪い取った。

その後もう一度タイヤ交換が行われたが、その前後もフェルスタッペンはハイペースで後続を引き離し、最終的に2位に22秒もの大差をつけて第5戦から8連勝かつ、今季10勝目となる勝利を飾った。この勝利はレッドブル・ホンダの連勝記録を13に伸ばし、開幕戦からの連勝記録も1988年マクラーレン・ホンダの11を抜き去り、過去最多の開幕12連勝となった。

ペレスが2位に入り、レッドブル・ホンダは第5戦マイアミGP以来、7戦ぶりの1-2フィニッシュ。3位はルクレールで、第10戦オーストリアGP以来、3戦ぶりの表彰台となった。

■アルファタウリ・ホンダは角田が10位入賞…リカルドは16位

公式予選で一時トップタイムを記録する活躍をみせた角田は、スプリントではピットインのタイミングが1周遅れ18位と振るわなかったが、決勝レースは大活躍。11番グリッドからスタート直後に8位まで順位を上げると、5周目には6位に浮上。9周目のタイヤ交換で一時11位まで順位を落としたが、23周目には再び6位に戻ってきた。しかし24周目にソフトタイヤに交換するとその後ペースが上がらず、9位から順位を上げられない状況となった。最終的には1台抜かれ10位でチェッカー。終盤苦しんだが、第4戦アゼルバイジャンGP以来となるポイントを獲得した。

ダニエル・リカルド(アルファタウリ・ホンダ)は19番グリッドからスタート。ランド・ノリス(マクラーレン)やバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、周冠宇(アルファロメオ)らと激しいバトルを繰り返し、最終的に16位でチェッカーを受けた。

次戦、F1第14戦、フェルスタッペンの母国オランダGPは8月25日から27日の日程で開催される。

■ハベルギーGP決勝レース結果

1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

3.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
4.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
5.フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)
6.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
7.ランド・ノリス(マクラーレン)
8.エステバン・オコン(アルピーヌ)
9.ランス・ストロール(アストンマーチン)
10.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
11.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
12.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
13.周冠宇(アルファロメオ)
14.アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
15.ケビン・マグヌッセン(ハース)
16.ダニエル・リカルド(アルファタウリ・ホンダ)
17.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
以上完走

--.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
--.カルロス・サインツ(フェラーリ)
--.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集