電気自動車のF1「フォーミュラE」、東京で来年3月30日開催正式決定[新聞ウォッチ]

フォーミュラE(シーズン9)
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  • フォーミュラE(イメージ)

大きな排気音を鳴り響かしながらサーキットを周回する自動車レースの最高峰がF1(フォーミュラ・ワン)ならば、走行中に排気音や排ガスを出さない電気自動車(EV)の世界レースが「フォーミュラE」で「EVのF1」とも呼ばれているらしい。

そのEVレースの最高峰「フォーミュラE世界選手権」が、2024年3月に東京で開催されるそうだ。国際自動車連盟(FIA)の総会で正式決定したのを受けて、東京都が発表したもので、きょうの各紙も「『EVのF1』国内で初開催」などと取り上げている。

それによると、フォーミュラEの国内開催は初めてのことで、会場は東京都江東区の東京ビッグサイト周辺の市街地の公道を閉鎖して1周3kmほどのコースを設定して実施するという。決勝レースは3月30日。フォーミュラEは2014年に開幕し、F1レースと同様に世界を転戦するシリーズとして行われており、日本で開催する24年はニューヨークやロンドンなど世界13都市で全17戦を予定。このうち東京は第7戦となり、安全を確保したうえで、1万から2万人分の観客席の設置も検討しているそうだ。

小池百合子都知事は「大変うれしい。(二酸化炭素などを出さない)ゼロエミッションビークルの普及に弾みをつけると同時に、東京の魅力を世界に発信する絶好の機会となる」と歓迎するコメントを出したとも伝えている。フォーミュラEは14年の開幕から10年近くも経過してからようやく東京開催に漕ぎつけたようだが、EVの出遅れはレースの誘致でも“周回遅れ”は否めない。

2023年6月22日付
●マイナ混乱首相危機感、総点検本部「指導力不足」指摘も (読売・3面)

パナ・マツダEV電池で協業、今年中の契約締結目指す (読売・8面)

アルファード全面改良8年ぶり (朝日・7面)

●フォーミラE都内開催決定、来年3月30日国内で初めて (毎日・20面)

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《福田俊之》

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