インテグラ「タイプS」新型、レーシングカーが早くも登場…パイクスピーク2023参戦予定

エアロダイナミクス性能を向上させる変更を実施

大型化されたダイヤモンドペンタゴングリル

2.0リットル直4ターボは最大出力320hp

アキュラ・インテグラ・タイプS 新型のパイクスピーク参戦車両
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ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは4月14日、『インテグラ』新型の高性能グレード「タイプS」のレース仕様が、米国で6月に開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に参戦すると発表した。

◆エアロダイナミクス性能を向上させる変更を実施

アキュラ・インテグラ・タイプS 新型のパイクスピーク参戦車両アキュラ・インテグラ・タイプS 新型のパイクスピーク参戦車両

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム参戦車両は、新型『インテグラ・タイプS』をベースに、エアロダイナミクス性能を向上させる変更を施した。フロントリップスポイラー、大型リアウイング、ディフューザーなどを装備している。ボンネットには、エアダクトが2か所に付く。

インテリアは、ステアリングホイールをOMP製に換装した。メーターもレース用に交換。軽量化のために、内装材は取り外されている。

また、赤いボディカラーは、アニメ作品『チアキのジャーニー』に登場する新型インテグラ・タイプSがモチーフだ。2022年1月に公開された最初の作品は、主人公のチアキが、ライバルのエリック・カンとのサーキットバトルに勝利するために、彼女の叔父のノボルから指導を受けながら、ドラテクを磨いていくというストーリーだった。

◆大型化されたダイヤモンドペンタゴングリル

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新型インテグラ・タイプSでは、 Aピラーから前方のボディパネルを、タイプS専用とした。アグレッシブなフロントマスクには、大型化されたダイヤモンドペンタゴングリルを採用する。このグリルは、ベント付きアルミ製ボンネットと組み合わされて、空気の流れを170%改善し、冷却性能を引き上げた。拡大されたバンパー開口部から、インタークーラーに空気を多く送り込み、より高いブースト圧を引き出し、エンジン性能を向上させるという。

フロントグリルなどには、タイプSのエンブレムを装着した。3代目インテグラを彷彿とさせる「INTEGRA」のロゴを、フロントとリアにエンボス加工している。新設計されたリアには、タイプSとしては初めて、バンパー中央に3本出しのエグゾーストパイプが付く。

専用にチューニングされた「アダプティブ・ダンパー・システム(ADS)」を標準装備した。「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム(IDS)」 によって制御され、コンフォート、スポーツ、スポーツ+の各ドライビングモードによって、減衰特性が切り替わる。特別にチューニングされたADSは、走行条件に合わせて最適化されたダンピング特性により、乗り心地とハンドリングをコントロールするという。

◆2.0リットル直4ターボは最大出力320hp

新型インテグラのパワートレインには、1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンを搭載する。そのスペックは、最大出力200hp/6000rpm、最大トルク26.5kgm/1800~5000rpmだ。トランスミッションはCVTが標準で、一部グレードに6速MTを設定する。

これに対して、高性能グレードのタイプSには、2.0リットル直列4気筒ガソリンVTECターボエンジンを搭載する。最大出力は320hp/6500rpm、最大トルクは42.8kgm/2600~4000rpmを引き出し、トランスミッションにはショートストロークの6速MTを組み合わせた。アキュラによると、最もパワフルで、最もパフォーマンスに優れるインテグラになるという。

《森脇稔》

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