「空飛ぶクルマ」のお値段は超高級スーパーカー並みの2億円、納期は2025年以降[新聞ウォッチ]

スカイドライブSD-05
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  • 軽電気自動車「日産サクラ」(手前)からエレベーターへの給電の様子
  • 日野プロフィア

超高級車のランボルギー二『ヴェネーロ』やブガッティ『ヴェイロン』の価格が2億~3億円とも言われているが、世界で最も高価な地上を走るスーパーカーなどとほぼ同じ値段で、あこがれの空も飛べるようにもなるらしい。

離着陸場所の自由度の高さなどから次世代のモビリティ(移動手段)として期待されている「空飛ぶクルマ」の開発に取り組んでいる新興企業の「スカイドライブ」(愛知県豊田市)が、個人向けに機体の販売を開始したという。同社が発表したもので、きょうの読売なども取り上げている。

それによると、市販価格は150万ドル(約2億円)で、納期としては2025年以降になる予定という。機体は、2025年の開幕までちょうど2年となった国内では20年ぶりの大型博覧会となる「大阪・関西万博」での実用化を目指して試験中の「SD-05」。

パイロットと乗客の計2人乗りで、航続距離は最大約10kmを予定。価格の2億円には、バッテリー費用は含むが、パイロットの人件費や格納庫の賃貸料など、運航や整備の費用は別途かかるという。

ただ、機体を引き渡すには、安全性のお墨付きである「型式証明」が必要で、国内では現在、スカイドライブを含む日米欧の計4社がその取得を申請中。空飛ぶクルマに明確な定義はないが、国土交通省は「電動」で「自動操縦」や「垂直離着陸」が可能な乗り物としてイメージしているが、「普及に向けては、安全な運航管理の確保も課題となる」(読売)とも指摘している。

2023年4月14日付

●不明ヘリか海底で発見、内部に一人情報、伊良部島北側(読売・1面)

●重要鉱物調達に「行動計画」EVに必須、G7エネ相採択へ(読売・1面)

●空飛ぶクルマ個人販売、2億円、納期は25年以降(読売・10面)

エレベーターが停電したら、EVが救う(朝日・7面)

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●米、新排ガス基準案公表、EV化迫るが実現性不透明(東京・7面)

●日野自動車、大型トラックの新モデル(日経・15面)

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《福田俊之》

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