ブリヂストンは12月19日、タイ・ノンケー工場の屋上部分にグループ最大規模の太陽光発電パネルを設置したと発表した。
太陽光発電パネルの総発電能力は9.95MWpで、同工場のタイヤ生産に電力を供給。これにより、今後15年間で9万7500トンのCO2排出量削減を見込み、ブリヂストングループの環境中長期目標「2030年にCO2排出量50%削減」「2050年カーボンニュートラル化の実現」へ大きく前進する。
ブリヂストンは、「2030年長期戦略アスピレーション(実現したい姿)」で、再生可能エネルギー(電力)比率を2023年に50%以上、2030年までに100%達成へ挑戦することを発表。タイでは、トラック・バス用タイヤを生産するチョンブリ工場でも2021年に太陽光発電パネルを設置し、約1MWpの太陽光発電による電力供給をスタートしている。
ブリヂストングループでは、今回の投資によりタイヤ生産拠点における再生可能エネルギーの導入をさらに強化。2030年の目標達成に向けて大きく貢献するとともに、プレミアム商品を創る重要なグローバル生産拠点としてのタイのタイヤ生産工場の位置づけを強固にしていく。