止まらぬ物価上昇、米アップルも音楽・動画配信の月額料金値上げ[新聞ウォッチ]

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世界的なインフレと円安のダブルパンチによる物価上昇が止まらない中、11月も乳製品など食品の値上げが実施されるという。

きょうの東京の1面準トップによると、帝国データバンクの調べでは、11月は765品目(10月1日時点)と、今年最多だった10月の6700品目から、いったん落ち着く形だが、円安による原材料価格の高騰や電気代などの上昇はなお止まっておらず、年末から年明けにかけ、企業がさらなる値上げの判断に踏み切る可能性は高まるという。

◆円安を織り込めていない

11月に実施される値上げは主に1ドル=130円台だった夏ごろ判断されており、現在の1ドル=150円台を見据えた円安を織り込めていないため、帝国データバンクの担当者は「企業が今の円安水準を長引くものと判断すれば、再び値上げの波となる可能性がある」とも伝えている。

こうした中で、値上げは食品ばかりにとどまらない。米アップルも音楽配信サービス「アップル・ミュージック」の日本での月額料金(個人向け)を税込み980円から1080円に、学生向けは税込み580円のままで据え置いたものの、ファミリー向けの料金も1480円から1680円に引き上げた。さらに、動画配信サービス「アップルTV+(プラス)」も月額600円から900円に引き上げた。

アップル製品を巡っては、円安の進行などを背景に、主力スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」などの価格が相次いで引き上げられているが、音楽・動画配信などの各種サブスクリプション(継続課金)型サービスまで一斉値上げに踏み切ったのは「アーティストらに払うライセンス費用の上昇」(日経)などを主な理由としているようだ。

2022年10月26日付

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《福田俊之》

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