F1角田裕毅の来季チームメイトはデ・フリース…ガスリーはアルピーヌへ移籍

ニック・デ・フリース(フォーミュラE参戦時)
  • ニック・デ・フリース(フォーミュラE参戦時)
  • ニック・デ・フリース(フォーミュラE参戦時)
  • #22 角田裕毅/アルファタウリ(2022年F1日本GP)
  • 角田裕毅(2022年F1日本GP)
  • ピエール・ガスリー(2022年F1日本GP)
  • #31 エステバン・オコン/アルピーヌ(2022年F1日本GP)

F1日本GP開催中の10月8日、来季2023年のレースシートを巡る動きがあり、アルファタウリは、角田裕毅の新しいチームメイトとしてニック・デ・フリースを起用すると公表した。ピエール・ガスリーはアルピーヌに移籍する。

アルピーヌがフェルナンド・アロンソ(来季はアストンマーティンに移籍)の後釜を探す格好で続いていた“流れ”が、ついに終着点に辿り着いた。ここ最近の噂どおり、現アルファタウリのピエール・ガスリーが来季アルピーヌに移籍し、アルファタウリにはニック・デ・フリースが加入して、残留が決まっている日本の角田裕毅と組む。

ニック・デ・フリースはオランダ国籍の27歳(デ・フリーズと記載されることもある)。FIA-F2やフォーミュラEでの戴冠歴を誇る実力者だが、F1のレースシートには恵まれずにいた。それが今年9月のイタリアGP、ウイリアムズにて急遽の代役スポット出走でF1レースデビューを飾り、いきなりの9位入賞を果たしたこともあって、来季のレースシートを巡るストーブリーグにおいて存在感を高めてきていた(もともとウイリアムズの候補に挙がるなどしていたが)。

一方、ピエール・ガスリーは来季もアルファタウリで走ることが角田の残留よりも早く決まっていた。だが、アルピーヌがガスリーの加入を強く求めてきたことと、ガスリー側にはアルファタウリの系列上位チームであるレッドブルへの昇格がしばらくは難しいという事情があったこと等が絡んだのだろう、アルピーヌ移籍で話がまとまるかたちになった。アルピーヌは来季2023年をガスリーとエステバン・オコン(残留)のフランス人F1優勝経験者コンビで戦う。

そしてアルファタウリにはデ・フリースが加入して、角田とのタッグということになった。年齢的にはデ・フリースが上だが、F1フル参戦は初めてであり、F1でのキャリアは3年目を迎える角田の方が上。新生アルファタウリ・コンビがどんな化学反応を示すのか、大いに注目されるところだ。

これで来季2023年のF1レースシートは全20席中、18席が確定したものとみられる(今回のガスリーのようなこともあるのがF1なので、今後も常に予断を許さない、という見方もできるが)。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集