ルノー『オーストラル』に48Vマイルドハイブリッド、クラス最高の低燃費…欧州受注開始

48Vマイルドハイブリッドの燃費は19.2km/リットル

LEDテールライトにマイクロオプティックテクノロジー

2つのスクリーンで構成されるL字型デジタルディスプレイ

ルノー・オーストラル
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ルノーは9月15日、新型SUV『オーストラル』(Renault Austral)の欧州での受注を、9月20日に開始すると発表した。フランス本国でのベース価格は、3万3400ユーロ(約480万円)だ。

◆48Vマイルドハイブリッドの燃費は19.2km/リットル

オーストラルは、『カジャー』の後継となるCセグメントSUVだ。オーストラルのデザインは、ショルダーラインをより筋肉質にすることに重点を置いている。シャープでアスレチック、そしてモダンなオーストラルは、アジャイルかつタフな印象を与えるプロポーションを目指しているという。

また、ホイールアーチの上側を横切る線は、新たな塊感を生み出すという。オーストラルの力強くダイナミックなラインは、ルノーの新しいデザイン言語「SENSUALTECH」を反映したもの、と自負する。

3万3400ユーロのベース価格は、マイルドハイブリッドを搭載する「equilibre」グレードに適用される。マイルドハイブリッドシステムは、1.2リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンに48Vのリチウムイオンバッテリー、スターターオルタネーターを組み合わせたものだ。最大出力は130hpを引き出す。燃費は19.2km/リットル、CO2排出量は118g/km。ルノーによると、このカテゴリーでは最も燃費に優れるという。

◆LEDテールライトにマイクロオプティックテクノロジー

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オーストラルのデザインの特長のひとつが、下半身に沿って走る明確な折り目だ。車両の前方に角度をつけることにより、シルエットのダイナミックさを強調することを狙う。横から見ると、オーストラルは静止している時でも動的で、前方に跳ね上がっているように見えるという。

オーストラルの新技術は、ヘッドライトとテールランプにも組み込まれている。フロントには、目を引くヘッドランプとグリルがレイアウトされる。『メガーヌE-TECHエレクトリック』に初採用されたマイクロオプティックテクノロジーによるLEDテールライトが、オーストラルにも拡大展開される。

マイクロオプティックテクノロジーは、プレキシガラスを使用しており、プレキシガラスの表面と内側に直接、線とパターンが刻まれた。LEDテールライトが点灯すると、刻まれた線が透き通るように輝き、すぐに識別できる外観を演出するという。また、2つの大きなC字型のテールライトは、エンブレムと一体でデザインされている。

◆2つのスクリーンで構成されるL字型デジタルディスプレイ

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ダッシュボードには、2つのスクリーンで構成されるL字型のデジタルディスプレイ「OpenR」をレイアウトする。縦長の12インチスクリーンは、ダッシュボード中央に配置された。ドライバーの正面には、12.3インチのディスプレイが組み込まれる。

2つの画面の大きさは、合計で24.3インチ(774平方cm)に及ぶ。表示領域を最大化し、特別な没入型体験を実現するのが狙いだ。ルノーによると、市場で最大のスクリーンのひとつになるという。

ダッシュボードには、高度なマイクロブラインド技術を導入した反射防止コーティングによって、バイザーを廃した。ダッシュボードのスクリーンには反射防止コーティングが施され、コンピューターのプライバシースクリーンと同じマイクロブラインドテクノロジーを採用した。これにより、メーターを日光から保護するバイザーを不要にしている。


《森脇稔》

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