三菱 アウトランダー、米国進出40周年記念モデル設定…2023年型

40周年記念車には専用の機能やエンブレムなどを装備

2.5リットルガソリンエンジンは最大出力181hp

12.3インチのデジタルインストルメントクラスター

三菱 アウトランダー (北米仕様)
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三菱自動車の米国部門は8月31日、『アウトランダー』(Mitsubishi Outlander)の2023年モデルを米国で発表した。日本仕様はPHEVのみだが、米国ではガソリンエンジン車も用意している。

◆40周年記念車には専用の機能やエンブレムなどを装備

三菱 アウトランダー (北米仕様)三菱 アウトランダー (北米仕様)

2023年モデルのアウトランダーには、「ES」、「SE」、「SEL」に加えて、40 周年記念スペシャルエディションを設定する。

米国市場に進出して40周年を迎えた同社は、アウトランダーに特別なアニバーサリーエディションの設定を計画している。専用の機能やエンブレムなどを装備し、特別な価値を提供するという。

また、2023年モデルでは、SEに電動格納式ドアミラーが標準装備された。また、リアドアのプルアップ式サンシェードは、従来はSELの「ツーリングパッケージ」のみで装備できたが、2023年モデルでは、SELに標準装備されている。さらに、2023年モデルでは初めて、ブラックルーフのメーカーオプションを選択できるようにした。

◆2.5リットルガソリンエンジンは最大出力181hp

ルノー日産三菱アライアンスが新開発したプラットフォームに、2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力181hp/6000rpm、最大トルク25kgm/3600rpm)を組み合わせる。最大出力は従来型に対して8.9%引き上げながら、燃費は2.6%改善しているという。トランスミッションは8速スポーツモード付きのCVT。ラリーから派生した三菱独自の「S-AWC」(スーパー・オール・ホイール・コントロール)システムも採用している。

新開発の「ドライブモードセレクター」により、6種類のモードが切り替えられ、パフォーマンスとグリップを走行条件に合わせて調整し、オンロードとオフロードのパフォーマンスを追求している。4WDモデルだけでなく、2WDモデルにもドライブモードセレクターが装備された。2WDモデルでは5種類のモードから選択できる。

最新の先進運転支援システム(ADAS)として、「MI-PILOT Assist」を搭載する。これは、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、レーンキープアシスト(LKA)、交通標識認識を組み合わせて、適切な速度と車間距離を維持し、車両を車線の中央に維持するシステムだ。

さらに、グレードに応じて、前方衝突軽減(FCM)、予測前方衝突警告(PFCW)、アクティブブラインドスポットアシスト(ABSA)、ブラインドスポット警告(BSW)、レーンチェンジアシスト(LCA)、車線逸脱警報(LDW)、車線逸脱防止(LDP)、ドライバー注意アラート、リア自動ブレーキ、リアクロストラフィックアラート、自動ハイビーム(AHB)、ヒルディセントコントロール(HDC)、トレーラースタビリティアシスト(TSA)、マルチビューカメラシステムが採用されている。

◆12.3インチのデジタルインストルメントクラスター

三菱 アウトランダー (北米仕様)三菱 アウトランダー (北米仕様)

現行アウトランダーのインテリアは、従来型に対して、ゆとりが増した。とくに、ショルダールームは35mmプラスの1472mmに広がっている。静かで落ち着いた空間を目指した。ひとクラス上の素材や、セグメントで唯一の3列7人乗りシートを標準装備した。オプションで、三菱自動車初の12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、9インチのセンタースクリーンが選択できる。スマートフォンのワイヤレス充電も可能になった。グーグルの「Android Auto」とワイヤレスのApple 「CarPlay」にも対応している。

全モデルにUSB-AおよびUSB-Cポート、トリムレベルに応じて、アダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストを備えた「MI-PILOTアシスト」ドライバーアシスタンスシステム、セミアニリンレザーシート、「what3words」テクノロジーを導入したナビゲーションシステムを装備できる。10.8インチのフルカラーヘッドアップディスプレイ(HUD)、「Mitsubishi Connect」スマートカーシステム、10スピーカーのBOSE製オーディオシステムも選択することも可能、としている。


《森脇稔》

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